『太陽の傷』まもなく公開(9/16〜10/6まで)

子煩悩で知られる哀川翔三池崇史と組んで凶悪化する少年犯罪と被害家族が受ける理不尽な現実に真っ向から挑んだ社会派ドラマ『太陽の傷』が今週末から公開される。三池&哀川コンビの映画がユーロスペースで公開されるなんて「ユーロも変わったなあ」と思いきやこういうことだったのか。身内を未成年者に殺された被害家族を描いた作品といえば、近年だと『イズ・エー』『誰がために』『息子のまなざし』などがあるけれど、本作制作陣はどういう結末をもってくるつもりなのか。ちなみに殺される娘役は三池組常連、佐々木麻緒ちゃん。


『太陽の傷』 9/16(土)〜10/6(金)まで


【監督】三池崇史【脚本】大川俊道【撮影】金子正人【音楽】遠藤浩二
【出演】哀川翔/佐藤藍子/森本慧/吉岡美穂/冨浦智嗣/勝野洋/佐々木麻緒/松重豊/遠藤憲一
117min/R-15指定/2006年
□上映館:渋谷ユーロスペース(21:00〜レイトショー)


【STORY】まだ幼い妹、妻と共にささやかな幸せをかみしめ生きる片山敏樹。ある日少年グループの浮浪者への暴行を止めようとしてリーダー・神木の恨みを買い、神木の手によって娘が殺害される。神木は警察に連行されるが、マスコミ報道では事件の遠因が月山にあると取り上げられ、世間の冷たい視線に耐え切れずに妻も命を絶ってしまう。3年後、神木が既に仮釈放扱いで保護観察所から出ていることを知った月山は、本当に更生しているのかを確かめようとする。だが少年法や保護更生プランが壁になって面会することさえままならない。一方、神木は少年たちの間で伝説の存在になっていた。神木は、彼の手筈により銃を手にいれた“後輩たち”を使い、自分に迫る月山にある“罠”をしかけようとする……。

9/16(土)に初日舞台挨拶あり。ゲストは哀川翔佐藤藍子、森本慧、三池崇史監督を予定。当日朝9:45より整理券配布予定。