『スクラップ・ヘブン』まもなく公開(10/8〜12/16まで)

『69』『BORDER LINE』の李相日監督がいま現在抱える世の中への想いをぶちまけたような映画スクラップ・ヘブンが今週末から公開される。自分と同じ世代の人間の話を青臭くなってもいいからいま描きたい、そんな想いから派生した本作に主演するのは、'74年生まれの監督と同世代の加瀬亮('74生)とオダギリジョー('76年生)。そこに紅一点で栗山千明が加わる。台本はあってないようなものだったらしく、監督と役者が終始ディスカッションを繰り返し、結末も共に考え作り上げたとか。はてさて、どんな映画になっていますことやら。

『スクラップ・ヘブン』 10/8(土)〜12/16(金)まで
 


【監督・脚本】李相日【撮影】柴崎幸三
【出演】加瀬亮/オダギリジョー/栗山千明/光石研/森下能幸/田中哲司/鈴木砂羽/団時朗/山田辰夫/柄本明
117min/ビスタサイズ/2005年
□上映館:渋谷シネ・アミューズ(12/3〜レイトショーに移行)/新宿K's cinema(〜11/26まで。11/12よりレイトショーに移行)


世界を一瞬で消す方法がわかりました


【STORY】たまたま乗り合わせた路線バスでハイジャックに遭遇した3人の男女、シンゴ(加瀬亮)・テツ(オダギリジョー)・サキ(栗山千明)。3ヶ月後、犯人に対して全く無力だった自分をさげすむシンゴは、偶然再会したテツに日頃の鬱憤をぶちまける。「世の中、想像力が足んねえんだよ!」 テツの言葉に同調するシンゴ。二人は世の中の不満を解消する“復讐ゲーム”を始める。医療ミスを隠蔽する医者、子どもを虐待するヤンママ、電車の中の携帯女…。次々と舞い込む依頼を請け負い、いいしれぬ万能感に浸るシンゴ。そしていつしか二人のゲームは、想像もしなかった方向に……。

10/8(土)は初日舞台挨拶あり。渋谷シネ・アミューズでは11:15の回上映後、13:50の回上映前。新宿K's cinemaでは13:35の回上映後、16:10の回上映前。ゲストは両館とも加瀬亮栗山千明オダギリジョー、李相日監督を予定(ただし、新宿16:10の回はオダギリジョー欠席)。舞台挨拶付きチケットはどちらの劇場も明日10/7(金)17時より販売開始です(一人2枚まで)。残席が出た場合は舞台挨拶当日午前9時30分より再度発売するとのこと。


それから、渋谷シネ・アミューズでは10/18(火)19:00の回上映後に、志村正彦フジファブリック)、李相日監督を呼んでのトークショーも予定されてます。

スクラップヘブン

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