『殴者』まもなく公開(9/23〜11/4まで)

桜庭、シウバ、ドン・フライといったPRIDE選手が多数登場するということで、「プライドでも実現しない組み合わせが実現するのか?」という格闘ファンの声もちらほら聞こえる異色格闘時代劇殴者(なぐりもの)』が昨日から公開されている。監督は映画『けものがれ、俺らの猿と [DVD]』やドラゴンアッシュ等のPVディレクターとして知られる須永秀明。本作は、総合格闘技イベントPRIDEを運営するドリームステージエンターテインメントが本格映画参入第1弾として製作した作品であり、監督自身も「プライド選手が多数登場する時代劇を作ってくれ」という形でオファーを受けたらしい。といっても主演はちゃんとした俳優陣。玉木宏水川あさみ陣内孝則らのドラマ部分をプライド選手等の試合が盛り上げるといったところだろうか。主題歌はTVドラマ『雨と夢のあとに』において情感溢れる歌声でドラマを盛り上げていた奥田美和子が担当。劇場予告観ると、かなり主題歌に騙されそうになる(笑)。

『殴者』 9/23(金・祝)〜11/4(金)まで


【監督】須永秀明【脚本】伴一彦【撮影】小松高志
【出演】玉木宏/水川あさみ/陣内孝則/虎牙光揮/篠井英介/クリスチャン・ストームズ/山田明郷/マギー/田中要次/桜庭和志/高山善廣/ヴァンダレイ・シウバ/ドン・フライ
93min/2005年
□上映館:テアトル新宿テアトル池袋(〜10/7まで)


【STORY】時は明治の初頭、ピストル愛次郎(陣内孝則)率いる雷一家は、ならず者や格闘家達などの“殴者”を集め、地下賭博「殴合」を開催していた。愛次郎にひたむきに仕える暗雷(玉木宏)は、実の父を目の前で殺した愛次郎に20年間も育てられるという複雑な環境で生きてきた。そんな暗雷が唯一心を開けるのは、一緒に育てられた月音(水川あさみ)だけだった。愛次郎の元を離れる方法を模索し続ける二人。そこへ、対立する組織、蝙蝠一家と雷一家の抗争という千載一遇のチャンスが訪れる……。


舞台挨拶等の予定はいまのところありません。


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