井上三太の同名漫画を、中村獅童・小栗旬の二人一役で実写化した『隣人13号』が今週末から公開される。並み居るオファーを蹴りつづけた井上三太がついにGOサインを出したのは、任天堂のCMやRIZE、元ちとせ等のPVを手がけたMTV界の俊英、これが初メガホンとなる井上靖雄(名字は同じだけど親戚でも何でもないらしい)。本作には、人殺し役の似合う三池崇史が“惨殺される役”で特別出演。三池ファンの多いロッテルダム映画祭で上映された折に井上監督が「三池さんはいつも映画で人を殺しまくってるので、僕がこの映画で殺してやりました」と話したら大ウケだったなんて裏話も。出番は一瞬らしいのでお見逃しなく。
『隣人13号』 4/2(土)〜5/13(金)まで
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【監督】井上靖雄【アニメーション監督】井上卓【脚本】門肇【撮影】河津太郎
【出演】中村獅童/小栗旬/新井浩文/吉村由美/石井智也/松本実/劇団ひとり/村田充/三池崇史
115min/2004年
□上映館:渋谷シネクイント/吉祥寺バウスシアターほか
【STORY】10年ぶりにこの地元に帰ってきた青年・村崎十三(小栗旬)。彼は小学生の頃、赤井トール(新井浩文)から凄まじいイジメを受け、その復讐を果たすために戻ってきた。赤井と同じ職場に就き、機会を伺う十三。だが、彼の存在は赤井に忘れられていたうえ、またしてもイジメを受けるハメに。しかし、十三の体内には全く別の人格で凶暴な“13号”(中村獅童)が潜在していた。13号は、赤井を殺すことで復讐を達成しようと徐々に凶暴性を増していく。ところが、その凶暴性は度を超えていき、もはや十三の力で自制することが出来なくなっていた……。
シネクイントでは4/2(土)12:25の回上映前に初日舞台挨拶あり。ゲストは小栗旬、吉村由美、松本実、劇団ひとり、井上靖雄監督、井上三太、平川地一丁目を予定。明日4/1(金)朝9:30より整理券が配布されるのでお間違いなく。(追記:初日舞台挨拶の模様)
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