日9『砂の器』を第1話〜第8話まで一気に観る

今日はめずらしく家にいた。ここのところ土日は仕事か映画で家にいることがなかったもんで、録画したドラマは溜まりまくり。HDD容量が限界ギリギリ自転車操業だったので、消費するべく、『息子のまなざし』を観に行くのをやめ家にこもることにした。

というわけで選んだドラマが、第1話から全く見てなかった砂の器


いや、、、これは失敗した。消すつもりで見たのに、消せないじゃん(汗)。噂には聞いてたけど映像はすごいね。風景好きにはたまらないシーンの連続で、DVD-RAMに移植するまでは消せません(嬉)。よく映画で「テレビサイズの画」って言い方をすることがあるけれど、これはまさしく「映画サイズの画」。ドラマを見て<画の大きさ>に感心したのは初めてです。各地域のロケーション映像はもちろん、室内シーンもいいんだ(感涙)。色がものすごく落ち着いてるんだよねえ(しみじみ)。撮影状況や技術的な説明が何か聞けないかとネット漁りまくったのに、詳細はほとんどみつからず。技術チームはもっとアピールしていいと思うぞ。テレビマンの底力を見た。


撮影チームに敬意を表して名前を列記。

TBS『砂の器』制作スタッフ
【制作】
演出 : 福澤克雄/金子文紀
演出補 : 川嶋龍太郎/桜庭信一/小林祐介/金沢麻樹/戸塚寛人/勝田拓也
【技術】
技術 : 原田幸治
撮影 : 小林純一//荒木健一/森哲郎/山口泰
CA(カメラアシスタント) : 関毅
映像 : 荒井秀訓
照明 : 林明仁/鋤野雅彦/下山新吉/橋本穣
編集 : 松尾茂樹
VT R編集 : 飯 泉政直/川中健治
CG合成 : 田中浩征/越智忍
【美術】
美術デザイン : 永田周太郎
美術製作 : 鈴木浩二/竹田政弘
装置 : 秋山雷太/佐藤敦/高根英樹
装飾 : 藤田明伸/山田孝太郎/野崎和三
イルミネーション : 坂本歌織
建具 : 大崎健一
植木装飾 : 宍戸康文
生花 : 遠山徹

画作りのメイン・スタッフは『金八』シリーズのメイン・スタッフでもあるようだ*1。ちょっと納得。


映画を観たのは子供の頃だし、原作は未読なんで、話の内容はほとんどしらないのだが、親父が起こした「大畑事件」ていうのは津山30人殺しのことか?
映画の方もロケーションが素晴らしく、当時の撮影監督が技術賞を受賞したほどらしいので、ドラマを見終わったら早速借りてこようと思う(貸し出し中の可能性大だが…)。


−−追記(第9話を見終わって)−−
いやー、今夜も素晴らしかった。特にCGチーム! 海辺での砂が巻き上がるシーンは素敵すぎですよ(嬉)。しかし、音楽のボリュームが大きすぎるのだけはなんとかならんもんか…。これじゃあ、コンサートで演奏する見せ場の前に客が食傷しちゃいますよ。
来週は「大畑事件」がメインのようで、やはりあの事件がモチーフだったか。映画版の「宿命」であるハンセン氏病の代わりがこの事件てことね。以前、観続けてる友人にうっかり喋っちゃって「やべ! ネタバレじゃん!」と思ったのだがセーフ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−

■公式サイト 
http://www.tbs.co.jp/utsuwa/top.html
松雪泰子の事務所サイトに作られた「砂の器」HP(ロケ映像てんこもり!)
http://www.stardust.co.jp/rooms/matsuyuki/suna/menu.html


【関連記事】
「砂の器」撮影も現場主義 (2004/2/6 読売新聞)
観光の亀嵩 飛躍へ好機 ドラマ「砂の器」で再び脚光(2004/2/8 中国新聞)
【ロケ現場を歩く】
「砂の器」のロケ地(全国ロケ地ガイドHP内)
松本清張「砂の器」を歩く(東京紅団HP内)
名作の舞台を歩く「砂の器」編
小湊鉄道応援ページ(伊勢二見駅ロケ地)

*1:日9『白い影』のスタッフというのは知ってました。「中居正広が医者?無理だろ」と高をくくり、本放送は無視したクセに、再放送でガッツリはまったくちなんで(苦笑)。