『夜を賭けて』×『ヨルカケ』のラスト上映始まる(1/31〜2/13まで)

DVD発売を目前に控え、金守珍監督『夜を賭けて』とそのメイキング『ヨルカケ〜映画「夜を賭けて」の日々〜』のファイナル・スクリーン上映が、今週土曜日からシネマ下北沢で始まる。


『夜を賭けて』 1/31(土)〜2/13(金)まで


【監督】金守珍【出演】山本太郎/ユー・ヒョンギョン/樹木希林/李麗仙/清川虹子/山田純大/仁科貴/六平直政/唐十郎/奥田瑛二/風吹ジュン/宮本大誠ほか【音楽】朴保【原作】
133min/日韓合作/2002年


【STORY】1958年、大阪。アジア最大だった造幣所跡の近くには在日コリアンの集落があった。住民のヨドギ婆さんが工場跡から掘り出した鉄屑で大金を得た噂が広まる。かつて集落に住んでた若者・金義夫(山本太郎)は仲間と一緒に大金を得ようと工場跡地に進入して鉄屑を盗み、やがてアパッチと呼ばれた。だが、国有財産を守る警察は警備を強化。こうしてアパッチと警察の屑鉄を巡る攻防戦が始まった…。


『ヨルカケ〜映画「夜を賭けて」の日々〜』 ※上映期間は『夜を賭けて』と同じ


【監修】金守珍【演出】毛利匡【撮影】長田勇【録音】清水克彦【音楽】朴保
88min/DV/2002年


【STORY】2001年5月、オープンセット建設地は何もない工場跡地だった。美術の大塚聡、プロデューサーで設営監督も務めた村松明彦らは、設営部隊(アパッチ)を率いて韓国へ渡った。炎天下でのオープンセット設営、豪雨による撮影続行の危機、疲労困憊の夜間撮影、クライマックスの集落炎上のシーンなど、過酷な状況の中、困難を克服してゆく日本人スタッフ、韓国人スタッフそしてキャストたち。国籍や国境、言葉の壁を越え、「映画を作ること」で結束した人々の物語。


最終上映を記念し、“173% TALK LIVE!「俺たちに昼はない」”(料金¥700)も催される。
  1/31(土) 金守珍(監督)×梁石日(原作)×唐十郎(出演)
  2/7(土) 金守珍(監督)×奥田瑛二(出演)
※16:15の回終了後(前売り40名限定。当日券もあり)。整理券は12:10より配布。


しかし、仁科貴はもったいない。『夜を賭けて』では山本太郎山田純大に負けず劣らず光ってたのに、パンフレットでも紹介なし。なんで覚醒剤なんかに手を出してしまったのかなあ。


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