『三つの光』を観た(@新宿K'sCinema)

今週からユーロスペースでも公開スタートした吉田光希監督『三つの光』を先日観てきた(先行公開してる新宿K'sCinemaは10/6まで)。


橋口亮輔監督『恋人たち』で印象的だった池田良くん目当てで観に行ったんだけど、彼の演じるプロデューサー気取りの“K”という人物の言動に終始いらいら。引っかかる箇所がいろいろあるんで何か理由があるんだろうけど、なんでこの人はこんなキャラクターなのか最後までよくわからずもやもやしてたら、上映後のトークショーに登壇した渡辺真起子さんの何気ない一言と主役の子を指すときの「壁打ちくん」て呼称に「ああ、そういうことだったのか!!!」と全てがつながりめっちゃスッキリ(真起子さん、本当にありがとう)。


音楽がKEYになってる映画であり、音響がかなり特徴的なので是非映画館で観てもらいたいけど、近くで公開されなかったらヘッドホンで聴いてね。特に雑踏のシーンとラストの左から右へぶん回す感じがとてもいいです。んで、もし私みたいに観終わってもやもやする人がいたら迷わず検索して感想漁って。ハッキリ書いてる人もいます。明らかにおかしいあのシーンについて最後まで劇中で触れないのは「勘のいい人ならこのシーンで気づくでしょ」ってことだと思う。私はその前のテニスコートのシーンと、明らかにおかしなあのシーンで発せられた「これ自宅で撮ってるの?」みたいなセリフに引っ張られ、そっち方面に全然頭がいかなかった。不覚。