『ゆれる』まもなく公開(7/8〜12/29まで)

蛇イチゴ』で鮮烈デビューを飾って以来、実に4年ぶりとなる西川美和監督の新作長編オリジナル映画『ゆれる』が今週末から公開される。前作に引き続き「兄弟」をテーマにした本作だが、原案は意外にも監督が見た“悪夢”だとか。誰しもが心の奥底に持っているであろう気づきたくもなければ指摘されたくもない負の感情をえぐり出したいということで出来上がったのが本作らしい。主役の兄弟を演じるのは香川照之と、実生活ではひとりっ子だというオダギリジョー。制作はテレビマンユニオン。もちろん是枝監督も企画参加しております。

『ゆれる』 7/8(土)〜12/14(金)まで 


【監督・脚本】西川美和【撮影】高瀬比呂志
【出演】オダギリジョー/香川照之/真木よう子/新井浩文/木村祐一/ピエール瀧/伊武雅刀/田口トモロヲ/蟹江敬三
119min/2006年
□上映館:渋谷アミューズCQN(〜9/1まで,10/21〜11/10まで)渋谷シネアミューズ(9/2〜10/20まで。11/11〜12/14までレイトショー)/新宿武蔵野館(10/28以降はレイトショー)



あの橋を渡るまでは、兄弟でした。



【STORY】 東京で写真家として成功した猛(オダギリジョー)は母の一周忌で久しぶりに帰郷し、実家に残り父親と暮らしている兄の稔(香川照之)、幼なじみの智恵子(真木ようこ)との3人で近くの渓谷に足をのばすことにする。懐かしい場所にはしゃぐ稔。稔のいない所で、猛と一緒に東京へ行くと言い出す智恵子。だが渓谷にかかった吊り橋から流れの激しい渓流へ、智恵子が落下してしまう。その時そばにいたのは、稔ひとりだった。事故だったのか、事件なのか。裁判が始められるが、次第にこれまでとは違う一面を見せるようになる兄を前にして猛の心はゆれていく。やがて猛が選択した行為は、誰もが思いもよらないことだった……。

渋谷アミューズCQNでは7/8(土)11:00の回上映後、13:40の回上映前に初日舞台挨拶あり。ゲストは西川美和監督、オダギリジョーを予定。当日朝8時より座席指定券を販売(一人2枚まで)。新宿武蔵野館での舞台挨拶はありませんが、7/8(土)および7/15(土)の11:35の回、6:50の回、7/22(土)の11:35の回に来場した人の中から抽選で各回1名に、オダギリジョーのサイン入りポスターがプレゼントされるそうです。


−追記−
11/4(土)渋谷アミューズCQNの18:15の回上映後に西川美和監督を招いてのティーチイン開催。


ゆれる

ゆれる

ゆれる オリジナルサウンドトラック

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