『三年身籠る』まもなく公開（1/28〜3/10まで） - 嗚呼、テレ日トシネマ－雑記

女優・唯野未歩子が満を持してメガホンをとった監督デビュー作『三年身籠る』が今週末から公開される。３年間も子供を身籠もり続ける妊婦が主人公の本作。演じるのは、オセロ・中島知子。相方・松嶋に続き主演で映画デビューを飾る。当初は監督本人が演じるという案もあったそうだが、初監督の重責で日に日にやつれてきちゃったためナシに。「明るい人じゃないとイメージが“妖怪”っぽくなる」ということから中島の名が上がり、監督自ら中島の元に赴き面接５分で決まったらしい。夫役は、売れっ子、西島秀俊。「父親の自覚のないどこか子どもっぽい男」を飄々と演じてるらしい。

『三年身籠る』　1/28（土）〜3/10（金）まで

【監督・脚本】唯野未歩子【撮影】中村夏葉
【出演】中島知子（オセロ）/西島秀俊/奥田恵梨華/塩見三省/丹阿弥谷津子/関敬六/鈴木一真/木内みどり/綾田俊樹
99min/ビスタサイズ/2005年
□上映館：新宿武蔵野館

【STORY】妊娠９か月の冬子(中島知子)はのんびりと子供が生まれるのを待っていた。しかし、十月十日を過ぎても産気づく気配がなく、ついには人類史上例をみない妊娠18か月目に突入。宇宙人の子供ではないかと疑う夫(西島秀俊)、周囲の好奇な目、何故かクールな母や祖母、妹・緑子（奥田恵梨華）の愛人である医師は、冬子をネタに論文を書こうとして緑子を激怒させる。そしてついに驚異の妊娠27ヶ月目に突入。人里離れた山荘に逃避した冬子のお腹は風船のようにふくらみ、その中で子どもは、泣いたり笑ったり怒ったりし始めるのだった……。