『いつか読書する日』まもなく公開(7/2〜)

『独立少年合唱団』で監督デビューを果たした緒方明監督が久しぶりに映画を撮った。それが明日から公開されるいつか読書する日。4年ぶりに手がけた本作は、『独立〜』とはうって変わり、50代の男女を主人公にした本格メロドラマ。監督が少年時代を過ごした長崎がロケ場所となってるそうで、ここのところ映画づいてる田中裕子と、『火火』『埋もれ木』『ざわざわ下北沢』『ピーピー兄弟』『お受験』と彼女の近作でことごとく共演している岸部一徳が主演しています。監督がのんびりしてる間に、『独立〜』の伊藤淳史は随分立派になりましたよー!

『いつか読書する日』 7/2(土)〜

【監督】緒方明【脚本】青木研次【撮影】笠松則通
【出演】田中裕子/岸部一徳/仁科亜季子/渡辺美佐子/上田耕一/香川照之/杉本哲太/鈴木砂羽/左右田一平/馬渕英里何/山田辰夫/柳ユーレイ/堀部圭亮
127min/ビスタサイズ/2004年
□上映館:ユーロスペース(8/13〜モーニングショーに移行)
 
 
いままでしたかったこと、全部して



【STORY】 坂の町に暮らす平凡な独身女性、大場美奈子(田中裕子)、50才。スーパーのレジと牛乳配達で生計を立て、単調だが穏やかな毎日を送る彼女には、30年間胸に秘めた想いがあった。同じ町には、初恋の相手、高梨槐多(岸部一徳)が末期がんを患う妻・容子(仁科亜季子)と共に暮らしている。毎朝彼の家に牛乳を届ける美奈子。遠くから近づく牛乳瓶の音にじっと耳を傾ける槐多。30年間という月日を、二人は触れ合うことも目を合わすこともなく、別々に生きてきた。牛乳を飲まない夫が配達を頼んでる…。槐多と美奈子の関係に気付いた妻・容子は、迫り来る死期に夫の将来を暗じ、美奈子にある“お願い”をする。胸の奥底で温め続けてた30年分の想いが抑えきれなくなる二人。そしてついに……。


7/2(土)は初回上映後に初日舞台挨拶あり。ゲストは緒方明監督、田中裕子、岸部一徳、仁科亜希子を予定。当日朝9:30より整理券配布。(追記:初日舞台挨拶の模様


いつか読書する日

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