映像化困難と言われていた宮部みゆき原作の同名小説を、原作の体裁をそのまま借用するという手法で大林宣彦監督が見事に映像化。作者自ら「ジェラシーを感じました」「原作を映画化するのは娘を嫁に出すようなものだと言われてるが、実に幸せな花嫁だと思う」と絶賛したWOWOWドラマ『理由』が、今週末から劇場映画として一般公開されることとなった。
『理由』 12/18（土）〜
【監督】大林宣彦【撮影】加藤雄大【照明】佐野武治
【出演】村田雄浩/岸部一徳/久本雅美/風吹ジュン/宝生舞/松田洋治/小林聡美/大和田伸也/松田美由紀/古手川祐子/立川談志/永六輔/勝野洋/宮崎あおい/麿赤兒/赤座美代子/小林稔侍/石橋蓮司/河原さぶ/細山田隆人/伊藤歩/加瀬亮/南田洋子/片岡鶴太郎/渡辺えり子/柄本明/柳沢慎吾/峰岸徹/島崎和歌子/高橋かおり/裕木奈江/菅井きん/根岸季衣/山田辰夫/ベンガル/左時枝/入江若葉/山本晋也/渡辺裕之/嶋田久作/中江有里ほか
160min/2004年
□上映館：新宿武蔵野館
【STORY】ある嵐の夜、荒川区内の超高層マンションで、4人の男女が惨殺された。当初家族と思われた被害者達だが、やがて赤の他人同士であることが判明。捜査は昏迷を深め始める。殺されたのは一体誰なのか。殺したのは？ そもそも何故この事件はおきなくてはならなかったのか。その「理由」とは？ 日常生活においては凶悪犯罪とかけ離れたところで生きているごく普通の人々が、好むと好まざるとかかわらず事件に巻き込まれてゆき、やがて、その証言が積み重なってゆくにつれて、驚くべき真実が明らかになる……。
本作放映時に、実況と感想を書き込んだので、雰囲気掴みたい方は過去日記（id:eichi44:20040429#p1）もどうぞ。個人的には、もう1回きちんと劇場の大画面で観てみたい作品（特にラストシーン）。出演者によって歌われるエンディングテーマは、決して子供に聞かせてはなりません。夢の中で必ずや麿赤兒にうなされるでしょう。
さーつーじーんじーけーんーが むーすーぶきーずなーーーー♪
