ああ、もう今年の一番は『この空の花−長岡花火物語』でいいですよ!

なんなんですかあのおっさんは! 感性が衰えるとか、鈍化するとか知らないの? 私が中学生のときにテレビで『ハウス』見たときと同じ衝撃をいまだぶちかまされるなんて、新藤兼人監督の域まで長生きして何本何本も映画とってこの先あと20年は楽しませてくれないとマジでだめだから。集大成撮ったからって足踏みとか許されないから!

予告見るとたまにちょっとおかしな映像が盛り込まれた映画に見えるけど違うから。最初から最後までずっとおかしいんだから! 映写機が壊れて微妙に倍速になってるのかと思って劇場の人にいいに行こうかと思ったのはここだけの話。みんなも観て一輪車に悩まされればいいんだよ。「この雨、痛いな!」 ジャンル分けするなら沖島勲監督の『一万年、後....。』と同じ(ヘンテコ具合が)。映画監督はどんどん老人になればいいんだよ。老人になったらみんな取捨選択が明確になってこんな映画が撮れるようになるんだよ。ああ、大林作品一気見したい。WOWOWで『理由』撮っといてよかったね。あそこで確立した手法がこんなに役立つとは。


上映は有楽町スバル座立川シネマシティのみだけど頑張って観に行って! 5月12日公開だから早く行かないと終わっちゃうよ!(客の入りからみて)


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大林宣彦監督「この空の花」が超問題作! じじいがすごいことをガツンとやった!
やっぱ『ハウス』思い出すよね(笑)。なんでだろうね。みんな『ハウス』思い出すんだよ。

大林版『六番目の小夜子』とかも観てみたいなあ。WOWOWさん、頼んでみてよ。


大林監督のアナクロ特撮だいすき。74歳にしてま〜た新しい手法を確立しやがって。焼夷弾の雨をあんな風に表現するなんて脱帽だよ。ほんとにねえ、『ハウス』観て興奮して、トモダチと音楽室のグランドピアノ使って『ハウス』ごっこしたときの記憶が蘇るよ。やっぱ長い映画はボレロ風に作るのが一番だね。園子温監督も『愛の剥き出し』で成功させてたし。