『地球で最後のふたり』明日から公開(7/31〜9/10まで)

タイの新鋭ペンエーグ・ラッタナルアーン監督が、各地の映画祭でしょっちゅう顔を合わせる浅野忠信クリストファー・ドイルと共に、アジアからいっちょやったるかと取り組んだ亜欧5カ国による合作映画地球で最後のふたりが明日から公開される。浅野は本作で見事、第60回ベネチア国際映画祭主演男優賞を受賞。彼以外の日本側出演者が三池崇史竹内力松重豊田中要次佐藤佐吉なのがすごいというかなんというか、キャスティング依頼したやつの趣味が伺えて妙に可笑しい。タイの女優さん二人は姉妹だそうです。


『地球で最後のふたり』 7/31(土)〜9/10(金)まで(9/4〜レイトショー)*


【監督】ペンエーグ・ラッタナルアーン【撮影】クリストファー・ドイル【脚本】プラープダー・ユン
【出演】浅野忠信/シニター・ブンヤサック/ライラ・ブンヤサック/松重豊/竹内力/三池崇史/田中要次/佐藤佐吉
107min/タイ・日本・オランダ・フランス・シンガポール/2003年
□上映館:シネ・アミューズ


【STORY】タイの日本文化交流センターで働くケンジは、真夏にも関わらず、糊の利いた長袖シャツにしわ一つないパンツ姿。その神経質そうな外見の通り、センターの図書館で本の整理に余念がない。一方、もうすぐタイから日本へ旅立つノイは、くわえタバコと乱暴な言葉遣いで、いつもイライラしたその表情は行き場のない感情を持て余しているようだった。二人はお互いの妹、兄の死がきっかけで出会い、奇妙な成り行きで一緒に暮らすことになる。カタコトの英語、日本語、タイ語でのつたない会話をくり返し、少しずつお互いを知り、心を近づけ、恋に落ちていく。しかしノイが日本へと発つその日がやってくる……。


7/31(土)は11:30の回上映後、14:00の回上映前に、浅野忠信を迎えた初日舞台挨拶あり。当日の9:00から整理番号入り入場券を販売。


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