青山ブックセンターが潰れた

記事:http://www.asahi.com/national/update/0716/032.html
写真:http://www.shinbunka.co.jp/news/04-07-16-photo.htmEtsukoさん経由)

はてなで激震が走ってるけど、町の小さな個人経営の本屋じゃなく、こういう名の通った大型書店が倒産するってことにただただビックリ。そんな現実、想像したこともなかった。新宿店しか行ったこと無いけど、地元の本屋とは品揃えが異なるので、行くと長居してしまう本屋だったなあ(最近は暇がないのでご無沙汰だったけど)。


行きつけの本屋がなくなるのって、生活の一部と化してるだけにショックとダメージが大きかったりする。今年、地元のヴィレッジヴァンガードが撤退した。某デパートの地下に出店していたため、デパートの撤退と共に引き上げてしまったのだが、駅前に用事があるときは必ず立ち寄っていた場所なだけに踏みとどまって欲しかった。わざわざそのために下北まで行くのはめんどくさいよ。


しかし、本屋ってなんであんなに楽しいんだろう。その昔、「監禁されるなら本屋がいい」なんて冗談で言ってたこともあるけれど、大きければ大きいほど楽しい。生まれ変わるなら本屋の子になりたかった*1。本屋は私の図書館だから、知りたいこと調べたいことがあるととにかく本屋へ行く。最近は椅子が置いてあるので、2時間3時間の長居はざら。行くと買ってしまうので、部屋には読みかけの山ができ、そんなだから間違って何冊も同じ本買ったりするんだよなあ(汗)。でも本屋の基本はあくまでも“ふらっと立ち寄る”だったり。仕事帰りや買い物帰りに「なんか面白いの出てないかなあ」と無目的に全コーナーをぐるーっと一周しては、ぱらぱらっと立ち読みして、「お、これ面白そう」なんてのをじゃんじゃか買って、喫茶店でお茶しながら読みふけるのが至福のひととき*2。故に、本屋と喫茶店が充実してる町って心底羨ましい。うちもいつの日かそうなってくれるといいんだけど、町の雰囲気からして無理だな。センス無いもん。


飛騨高山に何度か撮影ひとり旅したことあるんだけど、あそこはいいねえ。本屋は充実してないけど、喫茶店がすごく充実してる。東京から小説1冊持っていって、町並み散策に疲れたら、雰囲気のいい喫茶店でコーヒー飲みながら本を読む。これがたまらん(嬉)。「リング」の貞子でお馴染み、千里眼研究の第一人者・福来博士の記念館もあるんだよ。あー、また行きたくなってきた。



どうやら新宿店だけは連休中もやってるという噂が>ABC。映画観に行く予定なので見納めしてきます。

*1:いまは万引き被害で経営大変らしいだけど…

*2:ちなみに購入前の本をコーヒー飲みながら座り読みなんて、小心者の私には怖くてできませんでした、はい。