『ほたるの星』明日から公開(6/5〜7/16まで)

ぼくらの七日間戦争』から15年、菅原浩志(監督)と宗田理(原作者)が久しぶりにタッグを組んだ『ほたるの星』が明日から公開される。山口県のとある小学校で実際にあった出来事を元に、新米教師が生徒たちとほたるを飛ばすまでを描いた作品で、山口県全面協力のもとに撮影が行われ、地元の子供たちをオーディションし出演する生徒を選出したそうだ。今年は「クイール」「バーバー吉野」「機関車先生」と子供向け実写映画の当たり年だが、こちらは文部科学省選定と東京都知事推薦を受けてるだけあって、王道も王道といったところか。宗田理が公式サイトで公開してる日記を読むと、河村文科大臣の発言も載っており、選定を受けた理由などがわかってなかなかに面白い。撮影の上野彰吾は『バーバー吉野』も担当してる。


『ほたるの星』 6/5(土)〜7/16(金)まで(7/2からモーニングショー)


【監督・脚本】菅原浩志【原作】宗田理ほたるの星」(角川文庫刊)【撮影】上野彰吾
【出演】小澤征悦/山本未來/菅谷梨沙子ハロプロキッズ)/中原ひとみ/余貴美子/森公美子/北見敏之 /笹野高史/小柳友貴美/佐藤允/絵沢萌子/八名信夫/樹木希林/役所広司
101min/ビスタサイズ/2003年
□上映館:新宿武蔵野館


【STORY】働きながら教員試験に何度も挑戦しやっと合格した三輪元(小澤征悦)は、大きな希望を胸に山口県のとある小学校に赴任した。しかし、生徒は言うことを聞かないし、新任の元は、親たちの要求にも学校の放心にも戸惑い気味。クラスには誰とも打ち解けられずにいる東京からの転校生・比加里菅谷梨沙子)がいた。ある日、課外授業で川に行った元は、濁った川の水を前にこう呟いた。「こんなところにほたるが飛んだら、きれいだろうな」 その言葉に目を輝かせる生徒たち。その日から、元と生徒たちによるほたる飼育が始まった。ひとつになる生徒たち。しかし元たちがほたるを放流する予定だった川には、護岸工事が迫っていた…。


6/5(土)11:50の回に初日舞台挨拶あり。ゲストは菅原浩志監督、小澤征悦八名信夫菅谷梨沙子熊井友理奈岡井千聖を予定。



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