『アンテナ』まもなく公開(1/10〜3/12まで)

昭和歌謡大全集』の後にシネ・アミューズで上映が始まるのが、熊切和嘉監督『アンテナ』である。このタイトルでピンと来る人もいるであろう。原作は、そう、あの田口ランディである。まあ、いろいろあった人なので名前を聞いただけで見る気が失せる人も中にはいるかもしれないが、騙されたと思って予告だけは見てください。ほんの短い時間だが、とにかく主演の加瀬亮がすこぶる良い! 一線越えてきましたよ(嬉)。


というわけで、映画の詳細です。

『アンテナ』 1/10(土)〜3/12(金)(※2/21(土)からレイトショーのみ)


【監督・脚本】熊切和嘉【共同脚本】宇治田隆史【撮影】柴主高秀
【出演】加瀬亮小林明実、木崎大輔、大森博、小市慢太郎、宇崎竜童、麻丘めぐみ寺島進ほか
【原作】田口ランディ『アンテナ』(幻冬舎刊)【音楽】赤犬/ 松本章
 R-15指定/117min/2003年
□上映館:シネ・アミューズ


【STORY】大学で哲学を専攻する祐一郎(加瀬亮)の元に、実家の母(麻丘めぐみ)から電話が入る。9年間監禁されてた少女が保護されたとニュースで報じられたらしい。彼には15年前の雨の夜、寝ていた子供部屋からこつぜんと姿を消した妹・真利江がいた。事件後、同居してた叔父は容疑をかけられ自殺。真利江探しに奮闘した父(大森博)も祐一郎が16才の時に死に、支えを失った母は新興宗教にのめりこんでいった。電話口で「あれは真利江よ」と言う母。失踪後に生まれた弟・祐弥(木崎大輔)も「真利江が帰ってくる」と言って発狂する。入院先の医者の呼びかけで仕方なく実家に戻る祐一郎。しかし家によどむ重苦しい空気に追いつめられてゆく彼は、大学の研究課題のために出会った一人のS&M女王・ナオミ(小林明実)に逃げ場を求め、彼女との対話により心の苦しみを吐きだしてゆく。やがて彼の心の内に変化が起こり始める…。


熊切監督と加瀬亮は同い年だという('74年生まれ)。熊切監督が29才というのも驚いたが(実物見たこと無いので、名前の雰囲気から勝手に40才は越えてると思ってた)、加瀬亮の29才には更にびっくり。まだ22,3才だとばかり思ってたが実は遅咲きだったんだなあ。今年30才か・・・。全く見えん(笑)。


1/8(木)新宿ロフトプラスワンで公開記念トークイベント開催。出演は熊切和嘉(監督)、宇治田隆史(脚本)、佐々木史朗(製作)。ゲストは宮台真司。詳細はこちら(←加瀬亮のインタビューも読める。この写真は年相応だな…笑)。
1/10(土)、1/11(日)は劇場にて監督、スタッフ、出演者による初日舞台挨拶あり。整理券は朝9時から配布。詳しくは劇場サイトを確認されたし。また、1/24(土)は19:00の回上映前に加瀬亮と熊切和嘉監督、2/11(水)は19:00の回上映後に加瀬亮寺島進2/13(金)は19:00の回上映前に黒沢清塩田明彦トークショーあり。行きたい・・・


−追記−
2/13(金)の黒沢清×塩田明彦トークショーに行ってきました。
映画の感想とトークショーの内容はこちら