『佐々木昭一郎というジャンル』まもなく公開(7/24〜7/30まで)

70年以降NHKでドラマ演出家として活躍し、退社後はテレビマンユニオンに所属。久しく映像作品を撮ってこなかったものの今年はついに映画を撮るらしいと噂の佐々木昭一郎監督作品が1週間限定上映されます。既に前売り完売の回もありますのでチケット購入はお早めに。

『佐々木昭一郎というジャンル』 7/24(土)〜7/30まで
□上映館:渋谷ユーロスペース(21:00〜レイトショー)


【上映作品】

『マザー』

1969年/56分/初回放送:1971年2月28日(日)
制作:遠藤利男 撮影:葛城哲郎/妹尾新 録音:長谷川忠昭/植松信孝 効果:織田晃之祐
出演:横倉健児、ジャクリーヌ・ジャヌレイ
(1971年モンテカルロ国際テレビ祭ゴールデン・ニンフ賞(最高賞)、最優秀創作シナリオ賞、作品賞)

『さすらい』

1971年/90分/初回放送:1971年12月16日(木)
制作:遠藤利男 撮影:葛城哲郎/妹尾新 録音:渡辺秀男/長谷川忠昭 効果:織田晃之祐
出演:安仁ひろし、栗田ひろみ笠井紀美子友川かずき
(1972年度芸術祭テレビドラマ部門大賞・『マザー』と『さすらい』で1971年度芸術選奨新人賞

夢の島少女』

1974年/80分/初回放送:1974年10月15日(火)
制作:藤村恵 撮影:葛城哲郎 録音:太田進溌/長谷川忠昭 効果:岩崎進 
出演:中尾幸世、横倉健児、若林彰
(1974年度芸術祭テレビドラマ部門参加作品)

『四季〜ユートピアノ』

1978-79年/国内版90分/初回放送:1980年1月12日(土)
制作:小林猛 撮影:吉田秀夫 録音:長谷川忠昭 
出演:中尾幸世、堀口礼世、小林千秋、工藤斗久
(第33回イタリア賞国際コンクールRAI賞(グランプリ)・国際エミー賞最優秀作品賞)


■上映スケジュール
7/24(土)『四季〜ユートピアノ』
 上映後トークゲスト:瀬々敬久(映画監督)、池田博
7/25(日)『夢の島少女』※前売り完売
7/26(月)『さすらい』
 上映後トークゲスト:葛城哲郎(カメラマン)
7/27(火)『四季〜ユートピアノ』
7/28(水)『マザー』
 上映後トークゲスト:遠藤利男(プロデューサー)
7/29(木)『夢の島少女』
 上映後トークゲスト:鈴木卓爾(映画監督)、池田博
7/30(金)『四季〜ユートピアノ』
 上映後トークゲスト:中尾幸世(『夢の〜』『四季〜』主演)
※前売り券発売中(Pコード:556-668)。残券のある作品に限り、当日朝11:30より劇場窓口にて当日券発売。


※関連:『佐々木昭一郎というジャンル』スタッフブログ

しかしNHKは未ソフト化のまま蔵に眠らせてるドラマが多すぎる。外から「上映したいんで貸してくれ」って言われるまで待つのではなく、きちんとアーカイヴ枠作って自ら定期的に世に放流すべき。誰かが亡くなった時にここぞとばかりに出すのでは遅すぎです。


どれだけ個性的な監督かというのは作品の一部↓を見れば一目瞭然かと。


創るということ

創るということ


【関連記事】
一人称の映像の美学、佐々木昭一郎ドラマ再び脚光(@asahi.com) ※2006年の記事
佐々木昭一郎アーカイブ『日曜日にはTVを消せ』クロニクル(作成:池田博明)
第11回映画祭TAMA CINEMA FORUM「RESPECT佐々木昭一郎」レポート&パンフレット再掲(作成:池田博明) ※2001年
TAMA CINEMA FORUM実行委員会はここで一度NHKとやりあったから2003年の『日曜日は終わらない』上映にもこぎつけたわけか。ありがたや。今年も期待しております。