『童貞。をプロデュース』まもなく公開(10/6〜10/19まで)


『童貞。をプロデュース』 10/6(土)〜10/19(金)まで


【構成・編集・プロデュース】松江哲明【撮影】加賀賢三/梅澤嘉朗/しまだゆきやす
【出演】加賀賢三(童貞1号)/梅澤嘉朗(童貞2号)/峯田和伸(特別出演)/カンパニー松尾/まさみさん他
85min/スタンダード/2006-2007年
□上映館:渋谷ユーロスペース(21:10〜レイトショー)


【STORY】いまや「童貞問題」は、若者たちにとって深刻な社会問題となっているのだ。「引きこもり」「ニート」「オタク」……すべては密接にリンケージし、彼らはもう「恋愛」すらまっとうに体験することができないのである。このままでは日本が危ない!これは、一歩間違えれば自分も「引きこもりのオタク」になっていたかも知れない松江哲明が、自らの暗い過去を棚に上げて、どうしようもないオタク男たちを叱咤し、おせっかいにも「童貞脱出への道」をプロデュースしてみせた、愛と勇気と感動のドキュメンタリーです。
◆第1部「童貞。をプロデュース1 俺は、君のためにこそ死ににいく」2006年/32min
自転車メッセンジャーのバイトをしている加賀賢三、23才。半引きこもり状態だった彼は、異性とはセックスどころかキスの経験すらない。「純愛を経ないとセックスはできない」などとうそぶきながら、アダルトビデオを「汚い職業」と見下す高慢さとイケメンへのルサンチマンに満ち溢れたどうしようもないヘタレ男である。そんな彼に、片想いの女性まさみさん(仮名)に告白する根性はない。言い訳しか能のない加賀の姿に業を煮やした松江は、自分の職業であるアダルトビデオの撮影現場に彼を連行、スパルタ式に女性恐怖症を叩き直そうとするが……。
◇インターミッション 2007年/5min
峯田和伸(銀杏BOYS)が歌う「穴奴隷」(作詞・作曲:加賀賢三(童貞1号))

◆第2部「童貞。をプロデュース2 ビューティフル・ドリーマー」2007年/48min

ゴミ処理業の会社でバイトをしている梅澤嘉朗、24才。実家の東秩父村(ものすごい田舎)で暮らしている彼は、B級アイドルや特殊マンガ家・根本敬などに心酔するサブカルオタクで、自分の部屋には膨大な書籍や写真集やビデオを溜め込んでいる。彼が作った自主映画『独立宣言』は彼が想いを寄せる80年代アイドルの島田奈美に会う為、廃材を集めてタイムマシンを制作するという自作自演の作品だ。しかしすでに島田奈美は芸能界を引退し、本名の島田奈央子として音楽ライターになっているという。そこで松江は、何とか彼の映画を島田奈央子に見せようと考えるが……。


松江哲明監督公式ブログ「every japanese woman cooks her own curry」
映画「童貞。をプロデュース」公式ブログ
配給会社SPOTTED PRODUCTIONS公式ブログ

昨年、今年の『ガンダーラ映画祭』で上映され大いに反響を呼んだ『童貞。をプロデュース』シリーズ2作が、インターミッションを挟んだ2部構成で一本化され、装いも新たに劇場公開されることになりました。・・・といっても先月既に池袋シネマロサでの上映を終えているわけで、今回渋谷ユーロスペースで行われる上映は俗に言う“ムーブオーバー”ってやつですね。大阪での上映の合間を縫っての興行ということで、期間は2週間(9/20以降はまた大阪に戻るので延長は無いよ!)。池袋公開時には、クチコミで動員を伸ばし、詰めかけた観客の列が劇場の外にまで連なるほどの立ち見大入り満員で幕を閉じた本作。最終日近くはかなり混むんじゃないかと思うのでお早めにどうぞ。尚、上の青いちらしをもってゆくと一般料金から200円割引してくれるそうです(裏面に割引券あり)。


童貞。をプロデュース』予告編(ニュー・ヴァージョン)