『転生-TENSEI-』まもなく公開(6/3〜6/30まで)

繰り返される「死」の恐怖、、、22歳で死ぬことを運命づけられながら時代を越えて転生し続ける3人の女性を描いたホラー・ファンタジー『転生-TENSEI-』が今週末から公開される。監督は『ピーカン夫婦』の元木隆史で、熊切作品でお馴染み宇治田隆史(『アンテナ』『日野日出志のホラー劇場 爛れた家』)が脚本を手がけている。話は三部構成になっており、鷲巣あやの、小野まりえ、前田綾花の3人が転生後の人物をそれぞれ演じている模様。小野まりえって誰かと思ったら『爛れた家』で蔵六の妹を演じた川口真理恵なのか!(改名したのか) ちらし見る限り「ホラー・ファンタジー」というよりは「ホラー一色」って感じだけど、《泣けるホラー》と銘打ってる理由がこの「ファンタジー」の部分に隠されているのかも知れない。

『転生-TENSEI-』 6/3(土)〜6/30(金)まで


【監督】元木隆史【脚本】宇治田隆史【撮影】中尾正
【出演】鷲巣あやの/小野まりえ/前田綾花/河井青葉/英由佳/清水宏/有馬光貴/川口真五/安奈とも
99min/2006年
□上映館:渋谷シネ・ラ・セット


ワタシのすべては必然。


【STORY】
第一部『64』
1964年。東京オリンピックの喧噪が冷めぬ東京の下町。
製粉工場の事務員・小梅は周囲になじめず工場と下宿の往復しかない毎日。彼女はいつも、自分を見張っている「何か」におびえていた。その「気配」から逃れようと単身上京したが、むしろそれは、より濃く感じられるようになっていた。そんな折、小梅はルリ子という女と出会う…
第二部『86』
1986年。経済と文化がピークに達した街。漫画家の俊子はいつしか仕事場の隅にいつも立っている自分そっくりの姿で顔を両手でおおい立っている幻影に悩まされていた。俊子は、生まれてから幾度と見た「奇妙な女の夢」を題材に、夢を盗作して連載を書き続ていた。そんな折、俊子の前に突然現れた初老の男、源三は、俊子の漫画が22歳で死んだ娘(小梅)の話だと主張した…。
第三部『08』
春香は頻繁に見る夢の中で、「小梅」、「俊子」と呼ばれていた。春香は彼女たちがかつて"自分自身"であったことを理解していた。コンビニで無気力にバイトし、何もおこらない日常を過ごす春香。間もなく22歳の誕生日を迎えようとするある日、春香の前にコンビニ強盗が刃物を持って現れる。死を覚悟する春香だったが…。


6/3(土)12:30の回上映後に初日舞台挨拶あり。ゲストは元木隆史監督、鷲巣あやの、小野まりえ、前田綾花、安奈とも、大場はるかを予定。当日AM9:15より整理券配布(一人2枚まで)。また、6/11(日)12:30の回上映後にトークショーも行われます。ゲストは元木隆史監督、鷲巣あやの、小野まりえ、前田綾花を予定。当日AM9:45よりより整理券配布(一人2枚まで)。(追記:初日舞台挨拶の模様


尚、本作のチラシを持参すると一般料金が1600円になるそうです。