『愛してよ』まもなく公開(12/17〜1/20まで)

西田尚美がドラマ『瑠璃の島』に続き「子供は大事だよ。でも母親が恋したっていいじゃない」というシングルマザーに挑む、愛することに不器用な親子を描いた映画『愛してよ』が今週末から公開される。監督は、普段はヤクザものOVばかり撮ってるが「ずっと子供を描いた作品を作りたかった」と語る福岡芳穂。公式サイトのインタビューを読むと、演じる役者のリアルな反応を収めたいという監督の意向により、息子役を演じた塩顕治には台本を渡さないで撮影を続けたらしい。他にも松岡俊介に役をオファーしたときのやりとりなどなかなかにグッとくる裏話が語られているので、予告見ていまいち惹かれないという方などは、室井佑月のレビュー共々一読してみてはいかがでしょうか(こちらの「INTERVIEW」「REVIEW」からどうぞ)。

『愛してよ』 12/17(土)〜1/20(金)まで


【監督】福岡芳穂【脚本】橋本裕志/李正姫【撮影】柴主高秀
【出演】西田尚美/塩顕治/松岡俊介/野村祐人/鈴木砂羽/マギー/鷲尾真知子/本田博太郎 /伊山伸洋/アレク/牧野有紗/泉綾香/筒井真理子/菅田俊
107min/2005年
□上映館:渋谷イメージフォーラム


【STORY】シングルマザーの美由紀(西田尚美)は、10歳の息子ケイジ(塩顕治)をキッズモデルとして成功させることを夢見ていた。そんな彼女を少し冷ややかに見つめつつも、習い事にオーディションにとけなげにつきあうケイジ。学校ではタカシにイジメられ、今日も一人秘密基地で過ごす。そこにオーディションで知り合ったアキラが現れ、屋上に出る幽霊・エリカの話を聞かされる。アキラによれば、「エリカは一緒に飛ぼうと誘ってくる幽霊」「自殺したがってるやつらのアイドル」だという。ある日、パパ(松岡俊介)に会えると連れて行かれたレストランでママから新しい恋人・青山(野村祐人)を紹介されるケイジ。反発してその場を飛び出すが、引き返すと「ほんとは私、どこかでケイジのことが邪魔だって…」と話すママの声を耳にする。一人パパに会いに行ったケイジは、あの人、青山を殺してと頼むが…。友人との別れ、大切な人の自殺、様々なことを経験したケイジは、タカシにボコボコにされ、屋上でエリカの姿を見た……。


西田尚美公式頁


12/17(土)1回目上映後に初日舞台挨拶あり。ゲストは塩顕治、松岡俊介、アレク、福岡芳穂監督ほかを予定。


尚、親子で来場すると二人で¥2,000になる「親子割引」も実施されるそうです。


−追記−
トークショーの日程が決まりました(時間は不明)。ソースはこちら

1/6(金)
 ゲスト(予定):西田尚美松岡俊介福岡芳穂監督
1/7(土)
 ゲスト(予定):橋本裕志(脚本家)、森重晃(プロデューサー)、福岡芳穂監督
1/12(木)
 ゲスト(予定):阪本順治(監督)、福岡芳穂監督
1/13(金)
 ゲスト(予定):サトウトシキ(監督)、女池充(監督)、福岡芳穂監督


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