『赤線』まもなく公開(7/10〜9/17まで)

先日改装が終了したばかりの渋谷シネマライズ。新たに設けたHD対応、5.1chサラウンドのデジタル上映空間「ライズX(エックス)」のこけら落とし作品として選ばれたのが、今週末から上映される奥秀太郎監督の『赤線』。撮影場所は偶然にも『花とアリス』と同じところだったらしく、しかも同時期に撮影してたので、作業の遅れにぶちキレる助監督の横で、生鈴木杏蒼井優美術監督はウハウハだったなんてエピソードが公式に。主演の中村獅童は主題歌も担当。


『赤線』 7/10(土)〜9/17(金)まで(8/14よりレイトショーに変更)*


【監督】奥秀太郎【脚本】小柳奈穂子【美術】江津匡士
【音楽プロデュース】大串崇【音楽】奥秀太郎+宮田芳郎
【出演】中村獅童/つぐみ/小松和重/片山佳/荒川良々/今奈良孝行/山田広野/野田秀樹/藤崎ルキノ/植田裕一
90min/HDサラウンド/2004年
□上映館:ライズX(渋谷シネマライズ別館)


【STORY】強姦の罪で投獄されていたイゾウ(中村獅童)は暗い牢屋を飛び出し欲望渦巻く夜の街・赤線へ。家出少女、スイカ(片山佳)を娼館に売りはらって久々の自由を謳歌しようと企む。一方、作家であり昭和を代表する遊蕩児、カフウ(小松和重)は近ごろ調子が出ず、悩みを抱え色街をさまよっていた。イゾウとカフウは、赤線の娼館‘キムラヤ’の看板娼婦、シズモ(つぐみ)に出会う。強引なイゾウと知的なカフウの間で気持ちが揺れ動いていくシズモ。湿った狭い部屋、喧噪の中の小さな街、いつかその外に飛び出したくて…。


ちなみにイゾウ=大久保清、カフウ=永井荷風のことらしい。


−追記−
8/2(月)8/3(火)は最終回(20:50〜22:20)上映終了後、奧秀太郎監督とゲストによるティーチインあり。ゲストは2日が江津匡士(美術監督)、3日は未定。8/11(水)、12(木)、13(金)最終回上映後、奧秀太郎監督とゲストによるティーチインあり。ゲストは11日が宮田芳郎(音楽)、12日は未定、13日は出演者の今奈良孝行、森本訓央。



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