映画『サンキュー、チャック』を今年の暫定一位にする

いやあ、久しぶりに映画の神様の存在を感じた。『日日是好日』以来かな。


今日は元々、台風ではあるが午後には通り過ぎるということで、水曜サービスデイが適用されるキノシネマ立川高島屋で午後から『名無し』と『廃用身』を観る予定を組んでいた。それに合わせてシネマシティの旧館で朝8:45の『君のクイズ』と新館で11:10からの『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』をハシゴするつもりだったのだが、台風が朝の通勤時間帯を直撃することになり、8:45からの『君のクイズ』は断念。『名探偵コナン』に行けるかどうか見極めていたところ、行けなくもないが新館シネマ・ツーからキノシネマは距離があるので風が強いと移動中にずぶ濡れになる可能性があることから『名探偵コナン』も断念。キノシネマの隣の旧館シネマ・ワンで何かないかと探したところ、11時台に『ラプソディ・ラプソディ』『人はなぜラブレターを書くのか』『サンキュー、チャック (字幕版)』の3本が上映されていた。2週間前なら前者2つのどっちかを選んでいたのだが、なぜか今日はそれほど観に行きたい気分にならず、「『サンキュー、チャック』てどんな映画だろう?」と劇場の予約ページを覗いてみたところ、
サンキュー、チャック :シネマシティ

スティーブン・キング原作で、『ブリグズビー・ベア』のマーク・ハミルが出ており、ダンスする中年男性の横に以下のようなあらすじが書かれており、なんだか面白そうだったんですよ。

大災害が世界中で発生し、ついに世界は終わろうとしていた。ネットやSNSが繋がらなくなる中、街頭看板やラジオ放送に突如として「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい39年間に、ありがとう、チャック」という不可思議な広告が現れる。高校教師のマーティーは別れた元妻のフェリシアが住む街へと歩き出す。まさに終末という風景の道路にもチャックの街頭広告は並んでいるが、誰もチャックの事は知らなかった。妻と再会し、世界の終わりを感じていたその時、フェリシアは彼に「そろそろよ。その時が来たの」と厳かに告げる。世界は本当に終わるのか?チャックとは何者なのか?なぜ感謝されているのか?39年間の意味とは?謎が解き明かされたとき、すべての悩める魂に語りかける、もう一つの物語が始まる。

映画.comのレビューも3.8と評価高かったし、シネマシティなら1000円で観れるし、今日の本命はキノシネマの2本なので、久しぶりに映画で博打を打つのも悪くないと思い、予告も観ずに土砂降りの雨のなか、人もまばらな電車に乗って観てきました。


その結果、タイトル通りの大勝利ですよ。本当に本当にサンキュー、チャック! 観に行って良かった! 見逃さなくて良かった! ありがとう、神様! 劇場に向かう途中、突然の突風で折り畳み傘折れたけど、許す! 完全にノーマークだったから、見逃さなくて本当に良かった。


現在放送中の月9『サバ缶、宇宙へ行く』にどハマりして何度も泣かされたことや、高校のスクールロイヤーが天文部の顧問になる去年の月10『僕達はまだその星の校則を知らない』を週末に一気見したこと、そして昨夜放送のTBS『マツコの知らない世界』がマイケル・ジャクソン特集でムーンウォークを散々見せられたことが、全部ぜーんぶ『サンキュー、チャック』に繋がるなんて思わないじゃん! もう神様、どういうこと?


映画自体は三章に分かれているんだけど、サバ缶と僕星で自分の気持ちが少なからず宇宙に向いてたこともあり、最初の章に出てきた「宇宙カレンダー」のくだりで感極まって泣いてしまった(そこだけで元をとった気分)。第二章で、まさに「サンキュー、チャック!」と言いたくなるような奇跡の瞬間を目の当たりにしまたも涙(稼いだお金を渡す場面でなぜか嗚咽しそうになって自分でも「どういう感情?」てわけわからなくなった)。そして最後の章で最初の章の謎が全て解けて、本当に幸せで満ち足りた気持ちのまま、劇場を後にすることができて、ああ、ほんとうに幸せだった。幸せなひとときだった。人の【幸い(さいわい)】とは何なのか。僕星もずっと問いかけていたね。


これほんと、前情報ほとんど入れずに観に行けた自分は勝ち組だと思う。ネタバレできないのがもどかしいが、原題とは違う邦題をつけたスタッフはいい仕事した(原題があまりにそのまんまでびっくりした)。シネマシティはまだ来週もやってるけど、5月1日公開ということもあり世間的には割と今週で終了するところが多いかな。ちょっとでも気になる人は予告すら観ずにすぐ観に行って欲しい。


文字通り「世界の終末」を描いた映画です。なぜこんなことになってしまったのか、チャックとは何者で、なぜ彼に感謝する広告が至る所に展開されているのか、その答えもちゃんと描かれています。映画館の暗闇でこそ、世界が終わるその瞬間を体感できたと思うので、明るい部屋で見ても同じ感覚、同じ気持ち、同じ感慨が味わえたのかはわからない。私の日常に張り巡らされた伏線を回収してくれて、サンキュー、チャック!


二章を存分に楽しでもらうため、予告は貼らない。


各劇場は↓こちらからどうぞ。
https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=thankyouchuck


追記

なんで自分はそこで泣いたのかわからん、という意味では『マイマイ新子と千年の魔法』が一番近いかな。『サンキュー、チャック』の星空見てマイマイ新子の天の川を思い出したし(だから私は二章のダンスに心から救われたのか)。引き寄せの魔法で、『マイマイ新子と千年の魔法』のEテレ初放送(6/20土曜 午後3:25〜)を引き寄せてくれてサンキュー、チャック!