TVドラマ好きにこそ観て貰いたい舞台、鵺的『デラシネ』(5月10日まで配信中)

去る3月11日に、新宿シアタートップスで上演していた演劇ユニット鵺的第16回公演『デラシネ』(作・高木登 演出・寺十吾)を観てきました。「いやもう5月だよ?」って話なんですけど(汗)、GW明けの5月10日までネット配信を行っており、当時観に行けなかった人も観られる状態になっているのでご紹介がてらに感想をUPします。視聴券の購入期限が5月10日で、購入後は30日間何度でも観ることができます。「ていうか5月10日ってもうすぐじゃん。なんでもっと早く紹介しなかったの?」て話なんですが、感想と共に紹介しようと思ってたのに、その感想が全然書けなかったからです。いやね、もうほんと観て。ドラマファンは観て。なんつーか、自分は罪深い存在だなと思った。連続ドラマの脚本家が主人公で、脚本家としての苦悩・苦闘が生々しく語られてるのに、よりによって私はその台詞に反応するのかよと。自分でも意外だったし、何故そこに反応したのかがわからなくて悶々としてなかなか感想がまとまらなかったのです。「ようやくまとまったんだね?」て話なんですが、いや全然まとまってないです。考え込んではネットであれこれ探し、書いてはまた考え込み、消しては書き消しては書きの繰り返し。でももうほんと期限が5月10日に迫ってきたので、まとまってないままとりあえず出すことに決めました。


あらすじは以下の通り。ごめんなさい。興味を惹くため、だいぶ詳しく書いてます。

局のプロデューサーと組んでヒットドラマを次々生み出してきた売れっ子脚本家の飛鳥井宏道。彼が妻娘らと共に暮らす邸宅には、住み込みや通いの弟子が何人も出入りしている。飛鳥井はシナリオ講座の講師も務めており、彼を慕って講座に通い弟子入りを求める者は後を絶たず。飛鳥井の弟子に選ばれる人物にはひとつ共通点がある。それは皆「女性」だということだ。女ぐせが悪く、自分の愛人をドラマの主演にねじ込むこともある飛鳥井。既に才能は涸れ、もう書く力がないことは大抵の弟子なら知っている。もう何年も才能のある弟子が飛鳥井のゴーストライターを務めており、邸宅に出入りするTV局のプロデューサーも知っている。中にはゴーストではなく自らの名でデビューを勝ち取るものもいるが、それは女好きの飛鳥井に気に入られたものだけだ。書きたいという欲求を餌に才能を搾取し、自分の名でデビューしたいという欲求を餌に肉体を搾取する構造が長年にわたり続いている。現在、弟子の2トップを担っているのが、質の高い作品でドラマ好きや同業者からの評価が高い酒匂(さこう)と、作品としての評価はそれほど高くないものの確実に視聴率をとる田邊だ。酒匂は才能を高く評価され、弟子入り直後からゴーストに抜擢。既に実力では飛鳥井を越えたと誰もが思っている。実力がありすぎるために飛鳥井から嫉妬され、女性プロデューサーが「そろそろデビューさせては」と口添えしても許してもらえない。一方の田邊は飛鳥井のお気に入り。愛人と噂されても笑って返せるぐらいに強かで気にしない。脚本家としての才能は酒匂に遠く及ばないが田邊自身の名でゴールデンの脚本デビューも飾っており、視聴率がとれるというのはそれだけで立派な才能である。飛鳥井は常に感情的で高圧的。気に入らない物言いには女性プロデューサーだろうと怒鳴り叱責するパワハラの権化だ。なんでこんな人間にみんながついて行くのかというと、かつては本当に素晴らしい脚本を書いていて、その作品が皆、忘れられない。才能が涸れたとはいえ、弟子の才能を見抜く目はは確かで、弟子の性格も加味した上で、長所を伸ばし短所を補う方法を熟知しており、弟子同士を煽り積極的に競わせるよう常に状況をセッティングする。テレビ局との交渉窓口として立ち居振る舞いながら、弟子を動かし作品を厳しく管理することで脚本家・飛鳥井宏道の名を高め、コンスタントに仕事を獲得する才覚には恵まれている。ただ、刃向かう弟子には「俺の名でおまえらはメシが喰えている」と罵倒することもしばしば。
ある日、実力を温存した手抜き仕事で反抗心を隠さなくなってきた酒匂に、飛鳥井は10月クールのドラマで勝負をしようと持ちかける。酒匂は飛鳥井の名前で脚本を書き、飛鳥井は田邊の名前で脚本を書く。互いのドラマをその年の賞レースに乗せて、酒匂が勝てばデビュ—。飛鳥井が勝てば一生自分のもとで飼い殺し。よろこんで受けて立つと宣言する酒勾。勝敗の行方や如何に…。その先に待ち受ける更なる真実に、弟子たちは何を思うのか…。


演劇ユニット鵺的第16回公演『デラシネ』予告編

飛鳥井 「四方八方からの直しの要求に応え、90点のホンを60点にし、何も知らない一般人に、脚本がダメだ、無能だ、死ねとネットに書かれるのが脚本家の仕事だ! それがイヤなら止めてしまえ!」
酒勾 「これは私と、消えていった人たちの意地を賭けた戦いです。よろこんで受けて立ちます。おかしいですか!?」


本作を書いてるのは「ゴールデンカムイ」「キングダム」といったTVアニメのシリーズ構成で辣腕を振るってる脚本家の高木登氏。演劇ユニット鵺的の主宰であり、これまでの全戯曲を担当している。いまではすっかりアニメに軸足を移しているが、私が初めてその名を認識したのはフジの「ほんとにあった怖い話」シリーズ。その後も特撮やホラーを中心に怪談綺譚を提供しつつ、「地獄少女」「進撃の巨人」といったTVアニメでは巧みな構成で人の心をえぐるのを得意としている作家さんです。自ら立ち上げた演劇ユニット鵺的でもその作風は変わらず、観客として劇場に足を運ぶたびに、対話不能なエゴや悪意と対峙させられては、ぐったりさせられることもしばしば。
地獄少女における脚本家・高木登のポジション - 大匙屋
シリーズ構成というお仕事〜『ゴールデンカムイ』第4期 シリーズ構成・高木登インタビューより


今回ベテランから新人、卵まで様々な経験値の脚本家が出てくることから、「ほん怖」でホラーを書く以前はどんな作品を書いていたのだろうと改めて経歴を見直してみたところ、99年にフジの第11回ヤングシナリオ大賞で佳作受賞後、メインライターとして初めて受け持ったのがデビュー直後の嵐が主演したスポーツドラマ「Vの嵐」というのはなかなか驚きだった(いまの作風からは全く想像できない)。新人脚本家の多くがまずドラマの企画書やプロット制作に携わり、連ドラのメインライターになるまでがまた狭き門だという話は聞く。実際、ヤングシナリオ大賞の過去の受賞者をみても、名前見てすぐわかる脚本家は一握り。高木登、村井さだゆき、石川学氏のようにアニメに活路を見いだし移ってゆく人もいる。(参考:アニメの脚本家になったきっかけ〜アニメ『虚構推理 Season2』シリーズ構成 高木登インタビューより〜


アニメ業界に軸足を移して久しい氏が何故いま連続ドラマの脚本家を描こうと思ったのかはわからないが、きっかけのひとつに朝ドラを始めとする昨今のドラマ事情があるのかなあというのは想像にかたくない。『デラシネ』上演チラシでは、駆け出しの頃に共にシナリオ会議に参加した友人の女性脚本家や、女性蔑視的な同業者相手に渡りあってきた女性プロデューサーのことを回顧しつつ、「本作はフィクションで、どのキャラクターにもモデルはいない。だが、あの日の友人の険しい顔を思いながら書いている。」とも綴られている。(※全文は↓こちらで)
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=70907


脚本家という職業の現状・苦悩・苦闘・苦渋を台詞のあちこちに生々しく散りばめがら、鵺的お得意の、昭和の香り漂う前時代的世界観の中で、搾取の構造と、それに抗い戦い更なる荒波へと踏み出す女性達の姿が描かれている『デラシネ』だが、作品全体で見ると語りたいことのパワーバランスが崩れて主軸がどこにあるのか決めかねるような、人によって突き刺さる場所が異なる作品に仕上がっているように思う。


それはつまり観る人によっていろんな感想があるよということで、自分の感想の前に、同業者である脚本家さんによる長文の感想、ライターさんによる長文評論、および演劇を観にきたお客さんたちによるつぶやきをあげておきます。

Twitter検索 鵺的 デラシネ until:2023-3-13
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鵺的の芝居についてはこれまでも何本か感想を書いてきて、いつもなら真っ先に役者の演技や舞台セット、照明について言及するんだけど、今回はそれ以上に書かねばならないことがあるので、お芝居や演出等々については「他の人の感想を読んでください!」と丸投げします(なんつーか、既に誰かが書いてるのと同じ事をここでもう1回書くのは人の感想をなぞってる気分になるので割愛します。読む前に書けば良かった)。それよりも、私は長いことドラマ好きとして生きているので、他の人が書いてない部分、脚本家の苦悩を突きつけられたドラマ好きからの立場でこのお芝居の感想を書きたいと思います。


※改めて言いますが、全然まとまってないというかまとめることを放棄した感想なので、本題になかなか入らないし、あちこち飛びますがご了承ください。



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最近、朝ドラがめちゃめちゃ炎上するじゃないですか? 


まあ私もだいぶ『ちむどんどん』には文句言いましたが(いやだって、ゴールまでの道筋と何週目でどんな話をもってくるっていう構成をあらかた決めてから脚本にとりかかるんじゃないの? なのになんで、まあ『べっぴんさん』の時もそうだったけど、なんで大事なエピソードを端折ったくせにどうでもいい話を繰り返して時間稼ぎするとか、ネタ切れで息切れしたかと思えば、突然話数が足りなくて駆け足になるなどの愚行が定期的に繰り返されるのか不思議なのよほんとに朝ドラは)、朝ドラに限ったことではないけれどドラマが炎上すると、だいたい叩かれるのが「役者(特に主演)」と「脚本(または脚本家)」なのよ。皆が一番観たいのが「芝居」と「お話や台詞」なので仕方ないっちゃ仕方ないのだけど、朝ドラ『エール』での脚本家降板騒動によって、何本もヒット出してる脚本家ですら、かなり口出しをされて自由に書かせてもらえるわけではないというのが世間一般にまで暴露されることとなった。でも具体的にどんな口出しをされてるのかが謎に包まれたままだから、テレビの前にいるこちら側の解像度はなかなか上がらず、結局おもてに出てる人が叩かれるという構図は変わらない。


ドラマと一緒に脚本も世に出れば、ここは脚本通りなんだとか、ここは演出で変えたのかとかわかるんだけど、評判の悪かったドラマの脚本が世に出ることなんてまずないじゃない? でもいろんなしがらみやてこ入れでぐちゃぐちゃにされたドラマほど「初稿から決定稿まで世に出してくれ」と思うのが人情だし、随分経ってから「みんな脚本のせいにするけど、せめて脚本を読んでから言ってくれ」と口にする人もいる。まあ、作品名を出して言っちゃえるのは樹木希林ぐらいだけど(笑)。
樹木希林さんの日本アカデミー賞事件を振り返ってみる - 忘れるために書くブログ


それでも機会があればちらほら表に出てくるけどね。
<レポート②>大石静ら脚本家がドラマ制作の裏話を 度重なる修正に「自分で書けと思う(笑)」 - フジテレビュー!!
磯山晶プロデューサー(TBS)から「野木さんは"闘う脚本家"だ」と表現されていたことについて:「コタキ兄弟と四苦八苦」野木亜紀子×宮藤官九郎インタビュー
物語のつくりかた 第12回 向井康介さん(脚本家) | 小説丸
独りで、0から1を生み出すのが脚本家。スタッフに囲まれて1を100にするのが監督。脚本家のあの孤独、つらさは誰にも分からない〜NHK朝ドラ脚本家が監督に 足立紳インタビュー
脚本家・遊川和彦氏が語る今のドラマ事情 演出に口を出す“危険人物”の真意とは | ORICON NEWS




デラシネ』では、第1話脚本を受け取った主演女優が邸宅に乗り込み、酒勾に直接脚本の「直し」を迫る場面が出てくる。台本に付箋をいっぱい貼って「私のお願いする方向で全部直してほしい」と言ってくるこの女優、「さあ皆さん、嫌ってください」と言わんばかりのクセ強キャラで、怪演と言っていいほど滑稽なまでにデフォルメされたキャラクターなんだが、、、なんでかなあ、、、、、、私はね、「直してほしい」と不安を訴えてくるこの主演女優の気持ちに共感してしまったの。無理難題ふっかけられてせっかくの構成がぐだぐだにされるなんて、どう考えても脚本家に共感を寄せるべきところなのに、よくある話と受け流すことができず、無理を言われた脚本家ではなく、不安が抑えきれず無理を言ってくる主演女優に同情してしまったの。このシーン、ほんとに複雑で、なんだろなあ。事前に提示された情報、「ちょっとめんどくさい人で、ホンが読めればまだよかったんだけど」ていう台詞がかなり効いてるんだと思う。プロとしての責任感は人一番強く、日本中が知ってるくらいの有名女優。ファンも多い。みんな私に期待してドラマを見てくれるのに、その期待に応えられるだけの芝居を見せられない。主演女優としての重いプレッシャーを跳ね返せるだけの力を第1話の脚本から読み取ることができないんじゃ「そりゃ不安だろうなあ」と思っちゃったんだよねえ。しかも演じてるのはリアルに女優さんじゃない? よくわからないホン渡されて、わからないままに演じて、文句言われるのは最前にいる主演って考えたら、そりゃ台詞に気持ち入るよね。いくらクセ強なキャラクターでも隠しきれないよね。


今年初めに本仮屋ユイカちゃんが脚本をめぐるトラブルで主演映画を降板するっていうニュースが流れてきたこともあり、「役の内面がわからない」「私がやる意味があるのか」という台詞に彼女のことを改めて思い出したし、無神経で浅はかで常識がないヒロインを悩みながら半年間演じ続けてきた永野芽郁ちゃんの苦悩とか、主演するたび「低視聴率女優」と煽られまくり『ちむどんどん』でまた大変な役が巡ってきた川口春奈ちゃんのこととか、竹内結子ちゃんのこととか、深田恭子ちゃんのこととか、いろいろいっぺんに頭をよぎりました。
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「このシーン、複雑」と感じた理由はまだあって、酒勾さんっていかにもドラマオタクが好きそうな脚本家なのよ。オリジナルの話を緻密な構成で魅せてゆくようなね、私も大好きなタイプの脚本家なんだけど、酒勾さんのドラマにこの主演女優をねじ込んだのが飛鳥井宏道なのよ。質を落とすための嫌がらせともとれるけど、同時に、ホンが読めないタイプの視聴者にはいまの第1話ではヒロインが魅力的に映らず1話で脱落する可能性があるので直せって話でもあって、考えれば考えるほど、頭の中キィーーーーッってなる。だからこそ、「どんな要求がきても受賞レベルのものにしてみせます」と即答してくれる酒勾さんに深く頭を下げたい気分になったし、この後の回顧シーンでめちゃめちゃよく書けた台詞だったのに「これは役者さんのセリフ。アイドルの子たちにはどう演じたらいいかわからなくなるから書き直してほしい」と頼まれたときも、初々しい新人アイドルの姿がよぎって「馴れないうちの子たちのためによろしくお願いします」と頭を垂れる自分がいて、もはや何目線でこのお芝居をみてるのかよくわからなくなってきた。




ちなみに、このお芝居で私が唯一泣いた台詞があって、自分でも意外すぎてなんで泣いたのかよくわからず、観劇後ずーーっと考えてた。感想がなかなか書けなかったのも、そこが引っかかっていたから。


あらすじでも話したとおり、本作には2つのタイプの脚本家が出てくる。オリジナルで面白いホンが書ける酒勾と、0から1を発想する才能は弱いが、いろんな人の意見や要望をとりいれて視聴率のとれる作品を作りあげることができる田邊。私はオリジナルのドラマがたくさん観たいので、ほんと酒勾さんみたいな脚本家さんに現実世界でも頑張って欲しいし、たくさんチャンスをあげてほしいと思っているんだけど、、、


田邊さんから「わたし、直し大好きなんです」て言われた瞬間、、、泣いたんだよね。


おいおいおい、なんで田邊さんから「直しが好きだ」って言われて泣いてんだよって当惑したけど、こうやって感想書いてるうちに、なんとなく理由がわかった。


私は、田邊さんから「直しが好きだ」って言われて、頼もしかったんだと思う。まあ、きつい仕事じゃん? でも、それを「好きだ」て言ってくれて嬉しかったんだと思う。安心したんだと思う。


話はそれるが、私は深キョンのかわいいドラマが好きなんだけど、仕事に疲れて帰ってきたときにちょうどいいんだよね。見るのになんの体力も使わず仕事のあれこれを思い出すことなくノーストレスで見てられて「かわいいかわいい」と呟いてるうちに1時間が過ぎ、「あー楽しかった!明日も頑張ろう」って英気をもらえる。そういうドラマも必要なんだよね。演じてる恭子ちゃんにしたら、「またかい?」て感じかもしれないけど、こればっかりはほんと申し訳ない。


劇中で、30年も前に放送されたある単発ドラマについて語る場面がある。視聴率は振るわなかったが、すごく不思議な作品でさまざまな弟子が鮮明に覚えており、あのシナリオに心動かされたからいまここにいるとまで言われる作品。そう言われて、私にとってのそんな作品はどれだろうと記憶を巡らし思い出すのは94年にヤングシナリオ大賞を受賞してドラマ化された、村井さだゆき脚本による『飛べないオトメの授業中』かな。予想外すぎるラストなんだけど余韻が爽やかで、思い出すと晴れ晴れとした気持ちが蘇ってくる良作。いまでも再放送してくんないかなと思ってるんだけどね。


そういや木皿泉って、もう長尺ドラマは書かないの?


なんか、とりとめもなくなってきたのでここでおしまいにします。ドラマ好きが観ればきっと、自分がドラマに何を求めてるのかを再確認させられるようなお芝居だと思うので、時間とお金に余裕のある方には是非観てもらいたいです。何度も言いますが、視聴購入券の販売は5月10日(水)23:59まで。購入から30日見放題です。

演劇ユニット鵺的第16回公演『デラシネ
作:高木登(演劇ユニット鵺的)
演出:寺十吾(tsumazuki no ishi)
2023年3月6日(月)〜12日(日)新宿シアタートップス

出演:小崎愛美理、堤千穂、とみやまあゆみ(以上、鵺的)
高橋恭子、田中千佳子、中村貴子、米内山陽子(以上、チタキヨ)
川田希、木下愛華、未浜杏梨、佐瀬弘幸

そういえば、マネージャーの前田役で出ていたチタキヨの田中千佳子さん。クセのある登場人物の中で一番普通の役だったんだけど、声の出し方やリズムが多彩で、こういう言い方をするだろうっていうこちらの予測パターンがたびたび裏切られるのでワクワクしました。ケータイ捜査官窪田正孝を観たとき以来の衝撃かも。


新体制になって初のメンバー全員揃った本公演。次回はいよいよ小崎さんが演出ということで、これまでと何が変わり何が変わらないのかとっても楽しみです。

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