「汗疱」という皮膚病があるのですよ。何らかのアレルギー作用により、汗腺が詰まり、外に出られなくなった汗が皮膚の下にたまって「カエルの卵を産み付けられたような」としか喩えようのない水疱ができまくる病なんだけど、先日、十数年ぶりに掌に大量発生したんです。死ぬほど痒い上にどんどん増殖し、放っておいても一向に水が抜けないので、とっとと皮膚科で超強力なステロイドを処方してもらい、水疱を針で潰し、あふれ出る水分をキッチンペーパーで吸い取っては、水分が抜けた穴にステロイドを刷り込むことで直接患部にステロイドを届けるという実力行使をすべての水疱に対し繰り返し行うと、ぶよぶよになった掌の表皮が硬く角質化してくるので、今度はそれを剥きまくり(剝いて下から出てきたつるっつるの真皮には水疱ができない)、10日ほどかけて水疱のできない表皮へと生まれ変わらせることに成功しました。
汗疱は医者に聞いても決まった治し方があるわけではなく、いったん発症すると治るのに数年かかる人もいるという手強い病い。手に大量の水疱が出来て痒くて死にそうになってる人は「汗疱」でググって症状が一致したら、自分に合った治療法を頑張って探してください。ちなみに「潰して治す」という荒療治は医者に「悪化するから止めろ」と言われかねない方法だけど、私を含め一部の人にはこれが一番効果的なのでいつもこの方法で治してます。
ちなみにこちら↓が汗疱の画像です(蓮コラ恐怖症の人は注意)。
汗疱の図解説明は↓こちら
皮膚の構造図は↓こちら。
追記:
給湯器が壊れたときに、重曹水で沐浴してたら、出来はじめの汗疱の水が抜けたので、何やってもダメって言う人は、一度重曹水でこすり洗いしてみてください。痒みが治まらず、塩で荒療治してる人も、重曹水の方が痒み止まりやすいです。こすり洗いしたらすぐ水で洗い、保湿を忘れずに。
追記(2024.9.5):
最近、「汗疱にはビオチンが効く」というつぶやきをチラホラ見かけるので、出来始めの頃にビオチンが入ってるビタミンB群サプリをいつもより多めに摂ってみたところ、うん、確かにおさまる気がする。
↑上記によると、皮膚や粘膜の維持、爪や髪の健康に深く関わっているビタミンで、不足するとアトピー性皮膚炎や脱毛などの皮膚症状があらわれるとのこと。
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