仕事で役立った子供時代の遊び

ドラマ版『賭ケグルイ』を一気見して思い出したんだけど、

小学生のとき、トランプゲームの「神経衰弱」が異常に好きだったんですよ。あまりに好きでもはや兄弟誰も相手してくれないから、暇があると一人で「神経衰弱」やって遊んでたのね。んで、それと同じくらい「ジグソーパズル」も好きだったんだけど、意外にもこのふたつの遊びがいまの仕事にものすごい役立ってる。特定の町の東西南北もあてにならない手書き案内図や、目標物の無い地形情報から住所を特定するっていう作業が定期的に舞い込んでくるんだけど、むちゃくちゃ得意なのよ。実際、手がかりの少ない難問を解読したときに、ジグソーパズルや神経衰弱と非常によく似た達成快感を得られるんで、何か子供に将来の役に立つ一人遊びをさせたいと思ってる親御さんには、脳トレの一環として、神経衰弱とジグソーパズルはオススメしときます。物の形状を同定・分類し、配置場所を覚えて振り分ける能力はすげえ鍛えられると思う。ただ、その子が大きくなった頃には、全部AIロボットがやってくれると思うけどね。早くうちの職場にも来て欲しい。


全然話変わるけど、ふと思い出したので。昔、200件ぐらいの資料を番号順に並べ替えるって作業に半日かかっても終わらない子がいたんですよ。サボってるわけじゃない。むしろずっと根を詰めて作業してる。なのにいつまで経っても並び替えが終わらない。さすがに見かねて「どういうやり方してるの?」て訊いたら、あまりに慎重すぎて何度も何度も見直してるから時間がかかってる・・・わけでは全然なかった! まず、束の中から「1番」を探します。次に「2番」を探します。そして「3番」を探しますってやり方をしてたんだって。そりゃ終わらないよ!(苦笑) 「とりあえずね、まず大雑把に10番台、20番台って単位でグループ分けして、その中で1番から順に並べ替えしたらもっと早く終わるよ」って教えたら、「おお!」て感動してたので、「いつも1番から順に探してたの?」て聞いたら「はい。」て答えてた。それを聞いて、「これが人生初めての並べ替えでもなかろうに何故誰も教えてあげなかったんだろう」とちょっとした憤りを覚えつつ、「自分はいつどの時点でこのやり方の方が早いって思いついたんだろう。誰かに教えてもらった覚えは全然ないんだよなあ」と記憶をめぐらすも思い出せないままいまに至る。作業が異常に遅い人の中にはこちらが思いもつかないような意外なやり方をしてるせいで遅くなってる場合もあるので、事情聴取は大事です。