『ライト/オフ』を観た(@シネコン)

最近海外のホラーっていうとジェームズ・ワンものしか観てない気がするのでとりあえず新作『ライト/オフ』も観てきた。うん、面白かった! 後方の席の人が持ち込んだ手荷物をがさごぞやってるのかと思ったら映画の中の音だったってことも多くて音響的にも楽しめる。一応心霊モノなのに物理攻撃の度合いがモンスターレベルにまで発展してゆくのは、まあなんだかんだいって心霊よりも悪魔の方がリアリティある国で作ってるからね。そこはご愛敬。『ライト/オフ2』は要らんけど、いかにしてモンスターが生まれたかっていうエピソード0は観たいので是非作って欲しい(さらっと流された地下室のあの書き込みとかもうちょっと描いてくれてもいいじゃん!って思ったので)。発想の転換という意味でエポック・メイキングな作品であった『ザ・ライト −エクソシストの真実−』と出会い、ジェームズ・ワンの一連の悪魔憑きシリーズをいろいろ観て悪魔映画の楽しみ方がようやくわかってきたので(といっても心霊番組の悪魔祓いはいまだ楽しめないけどね)、これまでに公開された悪魔憑き・悪魔祓い映画の変遷の歴史をまとめた本って出ないかなあ(作品を羅列しただけじゃなく、戦い方とか表現方法にどのような変化・違いがあるのかといったことがまとまった本)。


ちなみに『ライト/オフ』の元ネタとなったショートフィルム(と同じ作者の別の作品)

電気を消したら得たいのしれない何かがそこに現れる(つけると消える)ていうのが『ライト/オフ』だけど、電気をつけたら目の前に見知らぬ人が現れてビックリするっていう感覚を味わいたい人は、脚本家の高木登さんが主宰する演劇ユニット・鵺的(http://www.nueteki.org/)のお芝居を観に行ったらいい。毎回何気にあの演出が楽しみで行っている(笑)。