イメフォBプロ『レフトライトデザイア』『宙ブラ女モヤモヤ日記 』を観た(@イメージフォーラム)

4/29より開幕した「イメージフォーラムフェスティバル2016」のBプロを観に行く。詳細は以下の通り。

Bプロ: 時空の連続体
「レフトライトデザイア」 大木裕之/デジタル/40分/2016
「宙ブラ女モヤモヤ日記」 寺嶋真里/デジタル/60分/2016
大木裕之は『遊泳禁止』でIFF90審査員特別賞、寺嶋真里は『緑虫』でIFF91大賞を受賞、圧倒的なオリジナリティと美学でともに90年代以降の日本の実験映画を代表する作家である。『レフトライトデザイア』は20歳で初制作した『正しい欲望』から20年、2004〜05年の1年とその10年後、2014〜15年の1年の映像をミックス。『宙ブラ女..』は作者初となる、時にコメディ調のセルフ・ドキュメンタリー形式。実録(?)実験映画作家の日々。”

大木裕之監督の新作「レフトライトデザイア」が目的だったけど、同時上映した寺嶋真里監督「宙ブラ女モヤモヤ日記 〜ダンナに言えない秘密〜」がすんごい面白くてかなりの拾いモノだった(今日がラスト上映なのがほんとに残念)。ゲラゲラ笑えるセルフドキュメンタリーを見るのって随分久しぶりな気がして、イメフォ映画祭なのにイメージリングス映画祭にでも来た気分。音楽の入れ方なんて「怪談新耳袋 殴り込みシリーズ」みたいなノリだったし(つーか、大木裕之監督の方に出てきた沖縄のあの場所って「殴り込み」にも出て来なかったっけ?)。寺嶋さん、すごい手慣れてるけど普段はアングラな実験映像が主でセルフドキュメンタリーは初めてなんだ。めちゃめちゃ面白かったからまた作ってほしい(そもそも舞台挨拶で登壇したご本人からして相当面白い人だった)。50代の女性作家がこんだけはじけた映像作ってるんだから若い子もガンバレ。