こゆび侍第13回本公演『やぶれた虹のなおしかた』(@駅前劇場)を観た

2日前に下北沢の駅前劇場で水橋くん主演の舞台『やぶれた虹のなおしかた』が絶賛上演中と知り、まだチケット買えるらしいけど、行ったことない劇場だしどうしようかと散々悩んだ結果、初日の評判がすごく良かったので急遽予約して行ってきました。

こゆび侍第13回本公演『やぶれた虹のなおしかた』
“心が入れ替わってしまった高校生の男の子と女の子の、いわゆるファンタジーの「25年後」のお話です。”
脚本: 成島秀和、セリザワケイコ / 演出: 成島秀和
出演:水橋研二 / 背乃じゅん(こゆび侍)/ 青峰佑樹 / 池田光咲 / 小園茉奈(ナイロン100℃) / 桑原尚希(クレオパトラ) / 澤口渉(ロデオ★座★ヘヴン) / 島口綾(こゆび侍) / 寺内絵美子 / 宮本奈津美(味わい堂々)

これがね、、、すごい良かった。ずしんと心に残る作品で、悩んだ結果「行く」と判断した自分を褒めてあげたい。高校生の時に中身が入れ替わってしまった男女(水橋研二・背乃じゅん)が25年ぶりに再会して、、、ていう男女逆転ものだけど、あまたある男女逆転ものの中でもこんなにきつい終わり方、厳しい現実ってなかったと思う。帰りの電車の中で、どうやったらあのあと幸せになれるのかぐるぐるぐるぐる考え続けたんだけど思いつかなくて苦しい。中村義洋監督、多部ちゃん主演の映画『ルート225』も両親がいなくなった別の世界に飛ばされた姉弟が頑張って元の世界に戻る道を探すんだけど、結局戻れなくて、両親がいないことが周りにバレて、それぞれ別の親戚に引き取られましたってきつい現実叩きつけて終わった話だったけど、あっちはまだ言うても主人公が中学生だったからね。他人の人生を責任もって25年間生きてきた結果がこれってつらい。。。前向きな顔して終わったけれど、なんとか幸せになってもらいたい。でも結構決定的な台詞吐いちゃったよね。そこで取り繕えない実直な性格だから25年間こつこつやってこれたわけで。・・・きつい。


本日日曜日が楽日で、昼2時・夜7時どちらもまだチケット取り置きできるそうなので、お近くの方でお時間のある方は是非!
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舞台は縦長で、向かい合わせに客席が並んでるサンドイッチ配列(心配してた体育座り席はなかった)。割とどこからでも見やすいと思う。ボロ泣きして劇場出たら、熱い太陽さんさんと照りつける賑やかな駅前で動揺した(苦笑)。まだ昼だったんだ。すっかり忘れてた。はずかしい。小走りで改札通り抜けたよ。気持ち的には雨ぐらいがちょうど良かった。