『トーク・トゥ・ザ・デッド』を観た(@渋谷ユーロスペース)

鶴田法男監督の新作『トーク・トゥ・ザ・デッド』を観てきました。

トーク・トゥ・ザ・デッド [DVD]

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内容については以前の日記を参照。


これはヤバイと思う。この「死者と話せるアプリ」はヤバイと思う。生者が死者に連れて行かれる話はこれまでにもたくさんあったけど、あえて描かないようにしてたことを今回はわざと描いてきてる。それが怖い。死を伝染させる方法としては最凶じゃないだろうか。知り合いが鬱病で突発的に自殺してしまったときの「この方法でこられたら自殺を止められる自信がない」というあの感覚を久しぶりに思い出し、帰りの電車でいろいろ考え込んでしまった。奇しくも主人公のおかれた状態が『クロユリ団地』と同じなので(公開は後だが、おそらく制作はこっちが先だよね)、一瀬・鶴田コンビがどういう結末を導き出したのか確認するためにも是非観に行ってほしい(たしかクロユリ団地も弟の名前“聡”だったよね)。渋谷ユーロスペースでは金曜まで上映。