6/12(水)のテレビ番組

ノベルス本で持ってる京極夏彦の妖怪シリーズを通勤時に読むためだけにわざわざ分冊文庫本で買い直し、いつのまにか同じ本ばかり狭き部屋にあふれさせてる自分に対し言いたいことはいろいろあるのだが、この流れをどこかで止めないと今度は綾辻行人館シリーズ島田荘司の御手洗シリーズと文庫買い直しがますます進みそうな気配がぷんぷんするので、とりあえずいま読んでるのを読み終わったらいったんやめて、今度こそ、今・度・こ・そ、小学生の頃から本屋でみかけるたびに「いつか読む」と思い続けて既に三十年以上の月日が経過してしまった埴谷雄高著『死霊』に着手するぞと自らに向かって宣言してみる。

死霊(1) (講談社文芸文庫)

死霊(1) (講談社文芸文庫)

この本さ、私が子供の頃、油紙のブックカバー付で黒塗りの箱に入った状態で本屋の棚の上の方に陳列されてた高級本だったんですよ(子供の頃どうしても内容が知りたくて、背伸びしてやっとこさ手に取り箱から引き出そうとしたところ、油紙がよれて上手く引き出せず、かといってうまくしまい直すことも出来ず「このままいったら買い取り弁償?」と泣きそうになったことがある)。しかもこのタイトル。誰がどう見ても「死霊についての研究本」だと思うじゃない。それが実は小説だと知ったのがつい10年前。文庫化されたときに立ち読みでその事実を知り、あまりのショックに買う気まんまんで手に取った文庫版『死霊』をそっと本棚に戻したからね。さすがに10年も経つとそのときの傷も癒え、現実に向き合う決心もついたので今度こそ読む。『死霊』を読む。


水曜日。昼1:25「午後ロー」で映画『姑獲鳥の夏』(実相寺昭雄監督)放送(昔書いた感想はこちら)。「怒り新党」はゴルフ界から 奇跡を呼ぶ男が魅せた“50代からの復活”。

夜9:00-10:00
★BSプレミアム『幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー File-02』[怪]
“「防犯カメラに幽霊が!」「集合写真に生首が!」「隕石を破壊するUFO」「捕獲された宇宙人」…不思議な映像に隠された秘密とは?背筋が凍る心霊動画から、スマホで簡単に撮れる恐怖写真まで徹底検証!▽「お前は魔女だ!」アメリカの小さな村で20人が殺された魔女狩り事件。大人を血塗られた惨劇に巻き込んだのは、純粋な少女たち…いったい何が起きたのか?▽衝撃!感動!イースター島の伝承「モアイが歩いた」大実験!”
ナビゲーター:栗山千明