『暗闇から手をのばせ』 3/23（土）〜4/12（金）まで
【製作・監督・脚本】戸田幸宏【撮影】はやしまこと
【出演】小泉麻耶/津田寛治/森山晶之/松浦佐知子/ホーキング青山/モロ師岡
68min/2013年
□上映館：渋谷ユーロスペース（21:10〜ﾚｲﾄｼｮｰ）
【STORY】沙織は障害者専門のデリヘル嬢。軽い動機でこの業界に飛び込んだ彼女は、出勤初日からショックを受ける。全身タトゥーの入った進行性筋ジストロフィー患者、みずからの障害をネタに本番行為を要求する常連客、そしてバイク事故で自由を奪われ、殻に閉じこもる青年…。しかし、“それでも生きていく”ことを選んだ彼らに接するうち、沙織の中の何かが音を立てて崩れ去っていく。「もう逃げたりしない」そう決意した沙織を待ちうちけるものとは……。
いまはNHKエンタープライズのディレクターですが、もともとは出版社の編集者としてこの業界に入り、「第１回ヤングジャンプ原作大賞」を受賞して漫画原作者としてデビュー。漫画「キマイラ」「暴力の都」を連載したのちフリーライターとなり、WOWOWへ移籍後はプロデューサーとして活動。大林監督『理由』などを企画・製作したのちＮＨＫへ。情報番組やドキュメンタリーのディレクターとして活躍する傍ら、2010年の「ＭＯＮＯ-ＫＡＫＩ大賞」で「肉体の悪魔」がシナリオ部門大賞受賞、昨年の「第12回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞」で老人ホームに入所している殺し屋に最後の仕事の依頼がくるが、実はそれさえも老いによる幻覚だったという物語の「最後の仕事」で見事大賞を受賞したりとNHK外の活動も積極的に行ってる戸田幸宏ディレクターが、かつてTVドキュメンタリーとして企画しながらNHKに却下された“在宅障害者専門のデリヘル嬢”という企画で映画初監督。見事ゆうばり国際映画祭のオフシアター部門グランプリとシネガー・アワードをＷ受賞した本作が本日よりいよいよ公開です。同姓同名じゃなくて同じ人だったのね（笑）。配給はSPOTTED PRODUCTIONS。
予告編
舞台挨拶等の予定は以下の通り。
【関連】
戸田幸宏監督インタビュー（＠活動リサーチ社 ブルーレディオドットコム）
※映画のことのみならず漫画原作者として活動していた当時の思い出や映像業界に入ったきっかけなどについてインタビューしております。
