吉田里琴ちゃん

見たあと何故か時代劇が見たくなる『リーガル・ハイ』(それはキャスティングのせいです)。先週、『ハガネの女』の“マリーちゃん”役でお馴染み吉田里琴ちゃんが大人たちを手のひらで転がす天才子役役で出てたんだけど、この子はねえ、庶民を見くだす勝ち気な女王サマをやらせるとホント上手いのよ。しかも全然じめっとしてなくて、プライドは高いけど、ひがんだところがまるでなく、根性があって、言動は生意気でむかつくけどいついかなる時もブレなくてカッコイイの。自ら馬に乗り軍を率いて敵陣へと乗り込む女王サマって役が日本にあるなら5年後には是非やらせたいぐらいのほんと生まれながらの女王サマなのよ。「子役の中で一番」じゃなくて「女優の中で」って謳ってもいいぐらいの逸材であり、いずれ「いまだ松雪泰子以上の白鳥麗子を演じられる女優がでてこない」って言われるような領域へ行ける子なんで、いま12歳でしょ? 子役のターニングポイントである10代をなんとか乗り越えて、上手いタイミングでいい脚本を引き当てて主演でどかんと一発当てにきてほしい。というわけで、事務所の皆さま、各局ドラマ班の皆様、里琴ちゃんをなにとぞ宜しくお願いいたします。