・・・あっという間すぎる。確かに舞台挨拶の激痩せっぷりにはビックリしたけど、でも、芳雄ちゃんに限って亡くなるとは思わないじゃん。
原田芳雄さん死去享年71歳…腸閉塞と肺炎で闘病中 今月公開の映画『大鹿村騒動記』が遺作に(2011.7.19)
映画『竜馬暗殺』など、長年にわたって日本映画界を代表する俳優として活躍してきた原田芳雄さんが、19日午前9時35分に肺炎で亡くなった。71歳だった。闘病中と報じられていた原田さんは、今月11日に遺作となった主演映画『大鹿村騒動記』のプレミア試写会に車椅子姿で出席したのが公の場に登場した最後となった。(略)
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2008年に大腸がんを患い、それから3年間ずっと抗がん剤治療を行っていたとのこと。息子の喧太くんとはドラマ「痛快ロックンロール通り」と「タモリ倶楽部」で親子共演果たしてたよね。自分が鉄オタだからって息子まで鉄道好きに染めるなんて!と感心したもんです。
個人的には『鬼火』が好きなので、ハピネット・ピクチャーズさん、DVD再販しましょうよ。近所のTSUTAYAには置いて無くて映画館でかかるのを待つぐらいしかないぐらいに中古は高すぎるんです。
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タモリ倶楽部さんは“追悼・芳雄ちゃん特集”を組んでくれると信じています。
↑これは「初めてカシオペアに乗った!」てタモリ倶楽部で自慢してるとこです。そもそもカシオペアのチケットは発売と同時に売り切れるプラチナチケットで普通に買いに行ったんじゃ手には入らない。そこで映画「ウルトラミラクルラブストーリー」の出演オファーを受けたとき、「青森ロケにカシオペアで行かせてくれたら出る」と無理難題を出し、プロデューサーの涙ぐましい努力によりようやくチケットを手に入れることができたと。ま、詳しい経緯は動画でお楽しみください(オークションではなくちゃんとみどりの窓口でゲットしてます)。
遺作は、7/16(土)に公開したばかりの映画『大鹿村騒動記』。これは300年続く大鹿村歌舞伎に出会った原田芳雄さんが自ら持ち込んだ企画で、石橋蓮司、岸部一徳、でんでん、大楠道代、小野武彦、小倉一郎といった芸達者な役者陣との掛け合いが非常に楽しい人情喜劇に仕上がってます。週末に立川シネマシティで観てきたけど、客の半分以上が出てる役者と同年代ということもあってかものすごくリアクションが良くてね(笑)。ここまで笑いの絶えない大手配給作品は久しぶり。料金も1000円と安いので是非是非みんなで笑って見送ってあげてください。上映館はこちらよりどうぞ。
それから今年3月の九州新幹線全線開業を記念して作られた映画『奇跡』もまだまだ公開してます。芳雄さんは鹿児島に暮らすおじいちゃん(橋爪功)のお友達役で出演中。これといって大きな盛り上がりはないんだけど、子供たちが目的を達成して「さあ、帰るか…」ってなったときに、「あれ? なんかすごくいい映画じゃない?」って急にじわじわーってくる不思議な作品。終わった時の余韻がとてもいいです。家族の絆を取り戻そうと奮闘するおにいちゃん(前田航基)の成長をメインに据えた本作ではありますが、火山灰と共に暮らす鹿児島の人々の生活にもフォーカスを当てており、鹿児島に行ったことない身としてはそれがとても新鮮でした。
東京ではシネ・リーブル池袋(7/22まで)、吉祥寺バウスシアター(7/29まで)、銀座シネパトスにて公開中。ちなみに川越スカラ座で8/20(土)17:30の回に是枝監督のティーチンが行われます。お近くの方はこの機会にどうぞ。芳雄さんは『奇跡』だけではなく、是枝監督の過去作「歩いても 歩いても」「花よりもなほ」にも出演してるんで、当日は追悼トークっぽくなっちゃうかもしれませんね。