あのハーゲンス博士がパーキンソン病の末期患者であることを自ら告白

お久しぶりですハーゲンス博士!


6年も前に書いたハーゲンス博士のエントリがいまさらブックマークされ、何事かと思い調べたら↓こんなことに。あらかじめ言っておきますけど、ハーゲンス関連のリンク先は遺体写真だらけなので苦手な方はうっかり踏まないようにお気をつけください。

「人体標本」展の解剖学者が重病、死後は自ら標本に


【1月6日 AFP】「プラスティネーション」という特殊技術で防腐処置を施した人体標本を作るドイツの解剖学者、グンター・フォン・ハーゲンス(Gunther von Hagens)氏(65)は5日、自身がパーキンソン病の末期にあることを明かすとともに、死後に遺体を標本として展示する計画を独紙ビルト(Bild)に公表した。


「わたしが死んだら、人体標本展『人体の世界(Body Worlds)』のキュレーターを務める妻のアンゲリーナ(Angelina Whalley)が遺体を人体標本化する。準備は着々と進めている」(ハーゲンス氏)


 完成した人体標本は、「人体の世界」展の会場入口に展示される予定という。「来場者を歓迎するポーズを取って入口に立つ。死んだ後もお客さんたちを喜ばせたいと思っている」と、「死の博士」の異名を持つハーゲンス氏は語った。

“来場者を歓迎するポーズ”ってどんなだろう。やっぱ創始者ですからね。「さすがハーゲンス博士。その発想は無かったわ」て言われるぐらいのビジュアルインパクトを備えたシロモノに仕上げてくれないと。両手を広げてようこそぐらいじゃ世界の人が許しません。


でもあのセンセイのことだから当分死なないと思う。本当は標本になる前に一度来日して養老センセイとトークショーやってもらえるとありがたかったんだけどもう難しいだろうな。いつかまた日本にも来て、本家「BODY WORLDS」の凄さをバッタモン「人体の不思議展」に見せつけて欲しいです。



・・・ていうか、
念願の末期患者が見つかったんだから、スーパー人間プロジェクト始動させればいいじゃん! 以下、過去に書いた記事より「スーパー人間プロジェクト」の概要抜粋(「BodyWorlds」公式サイトに載ってた2002年当時の活動計画を訳したものです。原文はこちらの記事内を「TV Search for "Super-Human"」で検索)。

ハーゲンス教授は、テレビ会社Mentorn Productionsと組み、死後「スーパー人間」として解剖・再建されるべく、自らの身体を寄贈し、その全過程をテレビカメラで撮影することに同意してくれる末期患者を捜している。
ハーゲンス教授は「この人は画期的な人間になるだろう。私たちが今後、遺伝子工学を使用して何を達成できるかを示し、より健康で有能で長生きできる身体へと道を拓くだろう」と言った。寄贈者の身体は、死後9か月以内に完全に改造され、「スーパー人間」として公開される。

ちなみに「スーパー人間」っていうのは関節が逆に曲がったり、陰茎が体内に格納できたりする人らしいです。まさに変形ロボですね。


※ハーゲンス博士に関する過去記事一覧はこちらからどうぞ。