本日12/19(土)〜12/26(土)までの8日間、ラピュタ阿佐ヶ谷にて『マイマイ新子〜』が連日舞台挨拶付きで再上映!

12/18(金)をもって東京での上映もいったん終了となった『マイマイ新子と千年の魔法』ですが、「レイトショーでも上映してくれ」という社会人の熱い要望にこたえ、JR阿佐ヶ谷駅傍にあるミニシアター、ラピュタ阿佐ヶ谷にて本日より再上映しております(8日間限定)。


先ほど初日の上映が終了したわけですが、聞くところによるとチケットを買えない人が50人も出るほどの満席スタートだったとか(追記:ラピュタ阿佐ヶ谷レイト上映初日を無事に終了(@カントク片渕のメイキング・オブ・マイマイ新子))。もともと座席数48席(+パイプ・座布団席約10席)という小さな映画館であることからある程度の激戦は予想していたのですが、整理券の発売が朝10時過ぎだったこともあり、昼過ぎには半数、午後5時には補助席含めチケット完売していたということで、「せっかく夜しか時間がとれない社会人向けにレイトショーにしてるのに、夕方以降にチケット買えないんじゃ意味ないがな」という本末転倒な状況に陥っているようです。明日日曜日(12/20)、祝日かつサービスデイの水曜日(12/23)、最終日の土曜日(12/26)も本日以上の激戦が予想されるため、行かれる方はお気を付けて。まあ、平日は大丈夫じゃないかなとは思いますが、いまひとつ読めないので、夕方過ぎに行かれる方はネット上の書き込みをこまめにチェックするか、あらかじめ劇場に問い合わせしといた方が無難かと思います。(追記:ちなみに翌日曜日は15:30で満席売切れだったそうです。平日は大丈夫だと信じたい。汗)


個人的に初見の方は週の頭の方で1度行っとくことをオススメします。実際に観てみて「いや・・・まあ、言うほどでもなかったっスよ」ってなればいいのですが、万が一ハマっちゃったときに「もう1回見たい。でももう観に行く機会がない...orz」と悔し泣きしないように、自分がどっちになりそうかあらかじめよーーーーーーく見極めといてくださいね(ちなみに本作は情報量が多く、それでいて物語で魅せるタイプの映画ではないので、「とりあえずもう1回見ておこうかな」という軽い気持ちで2回3回とついつい観に行ってしまうリピーターがたくさん出ております)。


今後の舞台挨拶ゲストは以下の通り。

映画『マイマイ新子と千年の魔法』大人のためのマイマイ・ナイト


◇期間:12/19(土)〜12/26(土)までの8日間 上映開始:21:00〜(当日の朝10:15頃より整理券配布)
◇料金:一般1,300円(水曜サービスデー1,000円均一) シニア・学生1,000円 会員800円 
◆劇場:ラピュタ阿佐ヶ谷


◇舞台挨拶ゲスト(予定):
12/19(土)片渕須直(監督)←終了済
12/20(日)片渕須直(監督)、丸田順悟(マッドハウス・エグゼクティブプロデューサー)
12/21(月)片渕須直(監督)、上原伸一(美術監督
12/22(火)世弥きくよ(新子の祖母・初枝役)
12/23(水・祝)香月邦夫(演出)
12/24(木)片渕須直(監督)
12/25(金)Minako"mooki"Obata (音楽)
12/26(土)片渕須直(監督)


◆来場全員プレゼント:
マイマイ新子 オリジナル・アート・カード」(絵柄は日替わり)


※追加情報は↓こちらでチェックされたし。
映画『マイマイ新子と千年の魔法』公式ブログ


◇アクセス・地図
JR中央線総武線 阿佐ヶ谷駅 北口より徒歩2分


ちなみに金曜ゲストのMinako"mooki"Obataさんとは劇中音楽で多重スキャットを聴かせてくれてる↓この方です。
マイマイ新子と千年の魔法」 / Minako mooki Obata スペシャルライブ #1

マイマイ新子と千年の魔法  オリジナル・サウンドトラック

マイマイ新子と千年の魔法 オリジナル・サウンドトラック



上映存続を求める署名活動も引き続き継続中(ニックネームでも可)。観に行かれた方、観たいけどもう終わっちゃった、うちではやらんの?という方は是非是非ご協力を。
『マイマイ新子と千年の魔法』上映存続を!
コメントも続々届いていますね。1,000件までいったらいったん提出するそうです(あと48件!)。


そういえば署名活動の発起人であるライターの廣田さんが、一見女子向けガールミーツガール映画に見える『マイマイ新子〜』に思いのほか中年男性がヤラれちゃってる現象について↓このように考察してました。

■明日も遊ぼう■(@550 miles to the Future)


さて、『マイマイ新子と千年の魔法』ですが……。一部で「絶賛しているのは、中年男性ばかり」と揶揄されているけど、それは可愛い女の子が出てくるからというより、いま一番、自信を喪失しているのが30〜40代の社会人男性だから……という気がする。昔ながらの男らしさが瓦解して、頼るべき価値観がない。『ラブプラス』が高年齢に受け入れられたのも、同じ理由である気がする。社会人男性が、社会で最も認められてないんじゃないか。


(中略)


「自分が生きてきたのは、無駄ではなかったんだ」と、疲弊した人間こそ、思いたいわけですよ。疲れた人間に「頑張れ」ではなく、「明日も遊ぼう」。これは、今の時代に効く。

確かに「近くの男性がずっと泣いてた」とか「トイレから嗚咽する声が聞こえてきた」とかいろいろ目撃証言があがってる本作。新子ちゃんたちの遊びの内容がダム作りや洞穴探検といった男の子の方が熱中してよくやってた類の遊びが多く取り入れられてたからじゃないの?なんて単純に考えてたんだけど、それとは全然違った角度からの意見で面白かったです(ちなみに絶賛してるのは男性ばかりじゃありません。私もしてますし>え?>え?って・・・。ま、確かに幼少時代蜘蛛の巣に虫ひっかけて遊んだり、ダム作ってメダカや沢ガニ閉じ込めたり、下校中に桑の実食ったり、蟻地獄を家で飼おうとして失敗したり、カエルの卵をバケツ一杯すくって家に持ち帰り孵化しだしたら怖くなって沼に戻したり、秘密基地作るって裏山の壁面に穴掘ったり、伊集院光のANN2部聴いてましたが何か?)。


作品を見終わった方には↓こちらもオススメ。
マイマイ新子と千年の魔法@山口県防府市(@人は島嶼にあらず)
12/13(日)に舞台となった山口県防府市で行われた片渕監督の解説付きロケ地巡りイベント「監督と歩くマイマイ新子と千年の魔法探検隊2」の詳細なレポートです(写真満載&ロケ地マップ付)。まさかあのたい焼き屋が実在してたなんて!(監督、凝りすぎw)



というわけで、東京ではラピュタ阿佐ヶ谷を最後にいったん見納めとなります。駆けつけるにしても駆けつけないにしても、皆さん、悔いのないように!(二番館決まるといいなあ。ていうかテアトルさん、「東のエデン劇場版2」の穴埋めまだ決まらないの? 決まらないなら↓ここにオススメの物件がありますよー!)
マイマイ新子と千年の魔法」90秒プロモーション映像