ハーゲンス博士、“夫婦の営み”を人体標本で再現し裁判所に怒られる

いやー、お待たせしました!(え?誰も待ってない?) 3年ぶりにハーゲンス博士から新着情報が届きました。



2006年のDVD発売以降、これといって目立ったニュースのなかったハーゲンス博士。近年ではバッタもんの方が大活躍で、「ハーゲンス博士がまた訴えられたー!」とwktkしながらニュースを呼んだらバッタもんの方でガックリ・・・なんてことばかり続きこちらのハーゲンス熱もだいぶ下火になりかけていたのですが、当事者であるハーゲンス博士も現状についてはいろいろと思うところがあったのでしょう。今回「死とセックス」をテーマにした展示で“妊婦と胎児”を越える新たな展示方法を思いついたようです。

「Dr.Death」プラスティネーションの第一人者、ハーゲンスに対し、アウクスブルグの裁判所が遺体の展示を違法と判断(@HEAVEN)


「プラスティネーション」とよばれる技術を用いて防腐処理を施した200体の男女の遺体をつかって、死とセックスをテーマに人体標本展を催していたドイツの解剖学者、グンター・フォン・ハーゲンス(64歳)に対し、アウクスブルクの裁判所がこれを人間の尊厳を侵犯したとして違法と判断。これを受けてハーゲンスは展示物である200の遺体の切断をはじめました。(中略)


ところが200の遺体を用いた今回のテーマは「死とセックス」。文字通り、夫婦の営みを露わにした展示に怒ったのがバイエルン州アウクスブルグの市職員ら。人間の尊厳を冒涜するものとして、訴えを起こしていました。


地元の教会などからも展示遺体に覆いをかけるよう求められていましたが、ハーゲンスは抵抗。男女の遺体が性行為をおこなう姿などを露わに展示していましたが、このたび裁判所で違法と判断されたため、鋸をつかってハーゲンス自ら遺体を取り壊す作業をはじめたということです。

リンク先にて問題の合体写真が公開されております(写真が鮮明なので、耐性のない方は「最近の人形って精巧だね!」と思いながら見てください)。別に切断しなくてもいいと思うのですが・・・逆ギレですかね。だだっ子みたいです。


まあなんにせよ、お元気そうでなによりでした。


関連:グンター・フォン・ハーゲンス博士関連過去記事


-追記-
愛の営み」に待った!行政命令で人体標本にカバー ※写真2点


-追記-
9月11日よりスイスで同じコンセプトの展示会を開いてるとか。こちらは何事もなく進んでる模様。来年の抱負も語ってくれてます。写真が大きいのでお気を付けて。

人体標本展、性交に焦点を当てた展示を計画


 遺体の水分を樹脂に置き換えて人体標本を作る「プラスティネーション」と呼ばれる技術を開発したドイツの解剖学者グンター・フォン・ハーゲンス氏と妻のアンジェリーナ・ワーリー氏が、性交を特集した人体標本展の開催を計画していることを明らかにした。


標本展「Body Worlds」のクリエイティブディレクターを務めるワーリー氏は来年開催される可能性のあるこの展示について、「特定の体位などを見せるためではなく、人体の構造や機能を見せるのが目的」と説明した。


 これまでに世界で2700万人の来場者を集めた人体標本展には、批判も寄せられている。ベルリンでことし開催された展示では、性交をする男女の標本が1組だけ展示されたが、ドイツの政治家らが「極めて不快」で「容認できない」と抗議の声をあげた。


 同じ展示が11日からチューリヒで開催されているが、ハーゲンス氏は「スイスは、希望することを何でもして良いと最初から認めてくれた初めての国」と話している。   

ハーゲンス博士って結婚してたのか。



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