世界初の360度立体全周映像を体感しにJRA競馬博物館へ行ってきました

先日もちらっと触れましたが、久しぶりにPINKの楽曲を聞いたら「ああ、やっぱイイ声してんなあ。たまらんねえ」とすっかり福岡ユタカ熱が再燃し毎日のように動画サイトでPINKの楽曲を聞きまくってるわけですが、iPodに入れて持ち歩こうにもPINK時代のアルバムはもとより、その後に結成したユニット、HALOで制作したアルバムもことごとく廃盤という悲しい事態に直面。飢餓感ばかり煽られる日々を送っております。最近のソロ作品なら買えるんだけど、ユニット解散以降はどちらかというとワールドミュージック寄りの楽曲になってしまい、私の守備範囲からはちと外れるんだな。仕方なく映画『どろろ』のサントラ(安川さんの他に福岡さんも5,6曲提供してるのです)を購入してみるも、インストがメインなんであまり“雄叫び”が聴けず物足りない。


そんな折り、福岡さんの公式サイトを眺めていたら10月4日の日記にとある告知が出ていたのです。

マルチビジョン公開(府中競馬場)

どうやら府中競馬場内にある「JRA競馬博物館」で10月より上映されてる3D映像作品のサウンドデザインを担当してるらしい。んで、よくよく読み進めてゆくと、映像部分を監督してるのがなんと映像作家の宮崎淳さん! しかも二人は昔からの友人らしく、日記の中でも親しげに「淳ちゃん」と書いているではありませんか。


このマルチビジョンてのがなかなか特異なものらしく(詳しくは福岡さんの日記を参照)、「直径30m位の会場に360度9面のスクリーン、さらに3D立体(メガネもの)、、音響は9ch+2サブウーハー」という代物。宮崎さんの映像を360度マルチスクリーンで観られて、福岡さんのオタケビが9ch+2サブウーハーで聴けるというのはなかなか経験できないぞと思い、早速府中競馬場へ行ってきました。


府中本町駅を降りて、臨時改札口を通り連絡通路を歩いてゆくと早々に蒼井優ちゃんが笑顔でお出迎え。

ちなみに申し遅れましたが、ワタクシ、競馬場に行くのは生まれて初めてです!(←別に自慢することではない) 通路は予想に反し小綺麗。土曜日ということもあり、レースに行く老若男女が行き交ってました。お客さんは何故か子連れが多かったです。連絡通路でかかっていた音楽がなかなかよくてですね、ギャンブルにまるで興味のない自分でも「よーし、1レースぐらいやってやろうじゃないか!」という気にさせてくれます。


目指すは競馬場内にある「JRA競馬博物館」。平日は無料なのですが、レースが開催されてる日は競馬場内に入るために入場料200円を払わないとダメっちゅーことで、入場券を買い競馬場の入口を抜けると、何故か入ってすぐのところで岩手県の物産展が開かれており、「卑猥すぎる」ことで一躍有名になったセクシーポスターがどどんと出迎えてくれました。

このポスターを部屋の西側に飾っておくと妊娠しやすくなる・・・といった噂は特にありません。


そして初めて見るレース場(芝生がきれい!)。初めて見るレース(まったりしてる!)。 
  
ものすごくのどかです。私もござ敷いてひなたぼっこしたくなりました。これなら子連れでも全然OKですね(託児所や公園もありました)。


目指すJRA競馬博物館はレース場の向こう側なので、7,8分ほどてくてく歩いていきます。んで、着きました!
 


中に入ると、お目当ての映像ホールはすぐ右手にありました。作品タイトルは「未来への絆」。
 


入り口で立体メガネをもらい、中に入るとこんな感じでした。
 
下から生えてるキノコみたいなのがイスです。スクリーンが360度なので、ぐるぐる回るイスが設置されてました。調子に乗って回転してると一瞬で酔えます。


作品自体は、実験映像を得意とする宮崎さんにしては珍しく台詞のあるストーリーもので、人と馬の友情を時空を越えて描くスペクタクル作品になっています。脚本も宮崎さんが手がけていますが、だいぶJRAに寄り添った内容になってるので宮崎さん目当てで行くとちょっと物足りないかも。9ch+2サブウーハーで聴く福岡さんのオタケビはとても良かったです。声明とか、川井憲次さんが『イノセンス』で書き下ろした「傀儡謡」の75人コーラスをこの環境で聴けたらどんなに素晴らしいか。いやむしろ、立体映像なんだから、この環境で『イノセンス』のオープニングが観れたらそれこそサイコーだと思う。


というわけで、府中競馬場近辺に行かれる予定のある方は、レースのある日ならほぼ30分置きに上映されてますので、試しに一度体感しに行ってみてください。観賞は無料なので好きなだけ繰り返し観ることが出来ます(上映時間15分)。詳しいスケジュールはこちらを参照されたし。12月4日(木)まで上映されてます。


映画「イノセンス」オープニング          NS2000 / 福岡ユタカ