俳優・緒形拳、死去

緒形拳さん死去:死因は肝臓がん 直人さん「あまりにもでかい存在だった」


5日に亡くなった俳優の緒形拳(本名・緒形明伸)さんの密葬が7日、東京都内の斎場であった。葬儀後、俳優の長男・幹太さん、次男・直人さんが会見を開き、死因が肝臓がん破裂の出血だったことを明らかにした。幹太さんは「仕事人間だったので、肝臓がんだったことは家族にしか言っていなかった」と話した。


2人の説明によると、拳さんは、8年前に肝硬変になり、4〜5年前に肝臓がんに移行。4日夕、拳さんが「(体調が)おかしい」と言うので、病院に行って肝臓が破裂していることが判明した。5日午後11時53分に、妻、子供、孫と俳優仲間で親友の津川雅彦さんにみとられ、眠るように亡くなったという。


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先日の市川準監督ですらまだまるで実感持ててないのに。。。これから『風のガーデン』放送かあ。この作品ってドンピシャなテーマなんだよね。本人はもう亡くなってるのに3ヶ月間毎週テレビで見ることになるのかあ。津川さんのブログ読むと、緒形さんの臨終の瞬間ってちょっとうちの父親の時と似てるわ。しかし、仕事人間に肝臓ガンって、相も変わらず最悪で最良の組み合わせだね。『風のガーデン』、最後まで演じきることができたのはほんとに良かった。


フジテレビ「風のガーデン」(木曜10時放送)

「死を目前にした一人の麻酔科医を主人公に、「人が最期に帰る場所」を描くドラマです。タイトルにもある「ガーデン」には、三途の川を渡るところの向こう側に見える花園、という意味合いがあって、どうやってそこへ行き着くのか、つまりどう最期の時を迎えるのか、ということを描いてみたいと。家庭崩壊、ターミナルケアなど、今の日本で問題になっていることをベースに据えながら、死ぬということについて考えた作品です。
 設定を麻酔科医にしたのは、痛みを取り除く専門家である医師が、自分が末期癌だということになったとき、どう自分を死に向かわせるんだろうかという発想があったからです。死を目前にしたとき、恐れと生きたいという気持ちとが自分の中でどういう状態になるのだろうかということを、僕なんかはリアルに考える年齢なんですよね。(以下略)」
「風のガーデン」脚本・倉本聰コメント