『カンフー・パンダ』の燃える予告編はこれだ!

『ハプニング』を観に行ったら1時間前なのに満席でチケット買えず、ジャッキー&リンチェイの『ドラゴン・キングダム』は時間的に間に合わず、『ポニョ』が始まるまでの暇つぶしだと思ってしかたなく見た『カンフー・パンダ』ですが、これね、たぶん黙ってると誰も観に行かないと思うのでささやかながらオススメするよ。「なんでささやかなの? なんで強くオススメしないの?」って疑問に思ったそこのあなた! 実は、前半ちょっと退屈なんだわ。なかなか修行に入ってくれなくてね。日本で流れてる予告はその退屈な前半部分で構成されてる。だからあんなにつまんなそうなの。「あー、やっぱ失敗したかなあ」なんて思ってたら、後半、アクションにつぐアクションで一気にヒートアップですよ。ほとんどの人が「どうせ北京オリンピックにかこつけた“なんちゃってカンフー映画”だろ?」と思ってるでしょうけど、紛れもなくこれは《カンフー映画》です! つーかぶっちゃけ《ドラゴンボール》です! 『カンフー・パンダ』と『ダークシティ』があれば『ドラゴンボール実写版』なんていらんのです!(爆) 


というわけで↓こちらが私がセレクトした燃える予告編。
Kung Fu Panda - Eye of the Tiger


ちなみに私が好きなのは主役のパンダではなく、彼が相対する最強の敵、タイ・ラン。

赤ん坊の時より師匠に育てられ、誰よりも強いのに“龍の戦士”に選ばれず、失意の中、悪に身を落とした可哀相な人。師匠との対決シーンがまた泣けるんだわ。
(注意! この動画は完全なネタバレです。何故ならばこれは、タイランのかっこいいシーンばかりを集めたパーフェクトムービーだからです)


ちなみにこの映画、3D全盛のハリウッドにおいて、強く2D賛歌を謳ったアニメでもあります。日本の漫画映画の演出手法が多数取り入れられてるだけでなく、オープニングとエンドロールの2Dアニメ(※↑の予告編の1:18辺りにチラッと出てくる)が特に秀逸で、本編全部2Dで作らせてもらえないハリウッドの現状がつくづくもったいない・・・。


映画「カンフー・パンダ」公式サイト


関連:
マーク・オズボーン監督特別講義レポート(@デジタルハリウッド大学)


MORE」(監督:マーク・オズボーン)

↑この作品で注目され、アニメ映画の監督に抜擢されたんだとか。