TBS土8枠、夏から『恋空』スタートで「視聴者参加型ドラマ」構想は実現することなく消滅?

えーと、『ROOKIES』はもう終わり?(汗) 「全24巻を最後までやります。クールの概念はありません」って言ったのはどこの誰だっけ? せっかく視聴率も上がってきてこれからってとこなのに、ぶちあげるだけぶちあげてもう終了とは。ほんと口だけだなあ。


何度でも言うけど、そもそもこの枠は「家族全員で見れる、語れる、考えられる、そして参加できる新しいドラマ作りを目指した視聴者参加型ドラマ」枠なわけですよ。TBSさんは自分で言っときながらなかったことにするおつもりのようで・・・え?そんなことないって? いやいや、そんなことあるじゃないですかw。だって、サイトから原作・配役案の投稿ページに飛ぼうとしても「既に存在しません」ってなってますよ。そんなバカな・・・ってじゃあ確かめてみてよー。


TBS「土曜8時。TBSは新しいスタイルのドラマに挑戦します!!」
※↑「ただいま募集中」をクリックすると「指定されたアドレスは存在しません」と出てきます。


「募集は締め切りました」の一言ぐらいあってしかるべきじゃないの? いくら私ぐらいしか見にいかないとしても。んで結局、視聴者から集めたネタはどうするの? 「なんらかの形で発表し実現化を約束します!」なんて言ってるけど、そのまま何もせず懐に入れちゃうの? ま、さすがにそれは酷すぎるのでやらんとは思うけどもさ、ホントにお願いしますよ。あんだけデカイこと言ったんだから土8から撤退する前に1本ぐらいちゃんと形にして見せてくださいね。


そういや、『花男2』で「原作ファンが好きなエピソードを映像化します!」とかやってなかったっけ? 次の『恋空』ではやるんだよね? どうせなら主役もオーディションなんかせずファン投票で決めればいいのに。


関連過去記事:
ついに視聴者参加型ドラマに着手するTBS
アホかTBS!視聴者参加型番組公式サイト見て更にあきれる


ドラマ『恋空』公式サイト



-追記-
「クールの概念はありません」発言ソース:

編成部の石丸彰彦氏は「新しい枠という困難なカベがあるので、エネルギーのある作品をやりたかった」と説明。放送回数は決めず、従来の「3カ月で1クール」という範囲も「全24巻を最後までやります。クールの概念はありません」と改革を宣言した。


TBS伝統“土8”枠を一新!第1弾は「ROOKIES−」


視聴者から土8サイトに投稿されたドラマ化案の内訳:

「視聴者の「一声」がドラマを変えます」−。TBSテレビでは4月から、土曜夜8時に視聴者参加型の漣続ドラマ枠を新設する。視聴者が好きなストーリーやイメージキャストなどを募り、ドラマ作りに反映させるユニークな試み。同局がこの時間で連ドラを放送するのは初で、視聴率低迷が続く“土8”の起死回生策となるか!?


(中略)


今回のドラマ路線への変更は「土曜8時をどうするかではなく、新しいドラマをどうするかから始めた前向きな試み」と言うのは編成担当の石丸彰彦だ。ドラマプロデューサーとして「世界の中心で、愛をさけぶ」や「華麗なる一族」などのヒット作を手がけた彼は昨年春、編成に異動。一つの作品に集中するプロデュース業と異なり、編成全体の今後の戦略を考える中で思いついたのが「いい意味での遊び感覚を視聴者と共有できる新手法のドラマを作ること。放送枠は大人の男性の在宅率もが高く、家族がそろってテレビを見られる時間として土曜8時が一番ふさわしいと思った。時代の先駆けとなるようなドラマ作りを目指したい」と意図を話す。


 昨年12月中旬過ぎから局のホームページで一声募集を開始。詳細は未公表だが相当数の応募がきているといい、イメージキャストつきの作品の内訳は漫画6割、小説3割で残る1割がオリジナルという割合。「な〜るほどねと思うものが多く、中にはわれわれが知らなかったコアな情報もある。ドラマを見ている人はしっかり見ているという気がして、生半可には作ってはいけないと再認識した」と石丸。


 もっとも第1弾の作品については準備期間の都合もあり、局が以前から準備を進めてきた漫画原作の「ROOKIES−ルーキーズ」を連ドラ初主演となる佐藤隆太で制作するが、視聴者参加の具体化としてTBSとYahoo!JAPANが企画の段階からコラボレーション。2人の脇役をネットの投票オーディションで決めるという業界初の試みもスタートした。


 石丸は「今回は視聴者と一緒に作っているという感じがする。今後、どんな化学反応が起こるか楽しみ」と期待を寄せるが、はたして視聴率にも異変をもたらすことができるか…。


“土8”起死回生なるか TBS、4月から視聴者参加型連ドラ