『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』まもなく公開(7/7〜9/7まで)


『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』 7/7(土)〜9/7(金)まで


【監督・脚本】吉田大八【撮影】阿藤正一/尾澤篤史
【出演】佐藤江梨子/佐津川愛美/永瀬正敏/永作博美/上田耕一/山本浩司/土佐信道(明和電機)
112min/2007年
□上映館:渋谷シネマライズ


「あたしは特別。絶対に人とは違う。」
「やっぱお姉ちゃんは、最高に面白いよ。」


【STORY】両親の訃報を受け、東京から山間の田舎に舞い戻ってきた姉・澄伽。女優を目指し、家族の反対を押し切って上京したが、実は超ゴーマンな勘違い女。自意識過剰な上に自覚ゼロのため、女優活動も頭打ち。そんな澄伽の帰省が妹・清深を脅かす。そのわけは、かつて清深が姉の秘密を暴露し、描いたホラー漫画が、全国誌に大々的に掲載されてしまったためだった!自分が女優として成功しないのはそのせいだと清深をいびり、復讐する澄伽。兄・宍道は、姉妹の間で板ばさみとなり、身動きが取れない。兄嫁・待子は、お人好しすぎて皆に疎まれながらも、夫に素直に従う。澄伽が帰ってきたことで、今まで保たれてきた和合家の均衡は崩壊寸前だった。そしてとうとう、清深が恐怖の事件をしでかした。姉へいたぶりにもじっと耐えていたが、「面白すぎる姉」を間近で見ているうちに溢れる創作意欲が抑えきれなくなり、再びペンを執ってしまうのだった・・・・。4人の関係は爆発炎上し、壮絶な展開へとなだれ込む!「なにものにもなれない」姉妹の物語は、新たなる幕を開けようとしていた……。

第6回日本映画エンジェル大賞受賞作品。本谷有希子の戯曲をCMクリエイター・吉田大八(三谷 幸喜の「JAL」や唐沢寿明の「サロンパス」等)が映画化(劇場長編はこれが初メガホン。ショートフィルム作品に水戸短編映画祭で上映された「ミツワ」「男の子はみんな飛行機が好き」などあり)。本作は先日行われたカンヌ国際映画祭批評家週間正式出品作品ということもあってか、8/4(土)〜8/10(金)の1週間は英語字幕入り上映となります。


予告編


舞台挨拶等の予定は以下の通り。

7/7(土)10:00の回上映後、12:30の回上映前 初日舞台挨拶
ゲスト(予定):吉田大八監督、佐藤江梨子永作博美永瀬正敏本谷有希子(原作)
※全席指定。チケットは既に発売中。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ オリジナル・サウンド・トラック

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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (講談社文庫)

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