東京都最果ての地・奥多摩へ行ってきた〜廃線篇〜

前回の続き。


見所はいろいろあったのだが、今回は「廃線」メインでご紹介。


奥多摩湖方面から《むかし道》と呼ばれる旧道に入り奥多摩に残る「廃線」をめぐるのが今回の散歩コース。


まずは奥多摩駅の向かいにあるバス乗り場から「奥多摩湖方面」行きのバスに乗車。本数は1時間に1,2本程度。1本逃すと次までかなり待たないとならないが、駅前には観光案内所やトイレもあり、歩いて1,2分の所には『工場萌えな日々』でお馴染み「奥多摩工業の巨大工場」もあるので暇つぶしにはことかかない。


目的地である「奥多摩湖」には約15分ほどで到着(料金は340円。バスカードがあると便利)。距離は大したことないが、道幅が狭く歩道もほとんどないので歩いて行くのはキケン。気候が良いせいか、バイク野郎(暴走族含む)と多数すれ違う。



これが《むかし道》の入口。「奥多摩湖」のひとつ手前のバス停「水根」で下車するのが一番近いが、奥多摩湖からでも歩いて1分ぐらいの距離。せっかく来たのだから、湖を一目見てから《むかし道》に突入しても遅くはない(ちなみに奥多摩湖にはトイレもレストランもある)。



こちらがコース全体図(観光案内所に行くと更に詳しいものが貰える)。右上が「奥多摩湖」。左下が「奥多摩駅」。赤茶色に塗られた部分が《むかし道》。全長約10kmのコースで所要時間は3〜4時間。コース途中にはトイレが数カ所設けられているが売店・自販機等はないので食べ物・飲み物は各自持参されたし(駅前でも少々売っている)。



「水根」付近から《むかし道》に入るとしばらく上り坂が続くが一番きついのはここだけ。あとはほとんど下り。



紅葉の季節に来ればさぞや綺麗だろうと思わせる景色を通り過ぎ、

蛇をよけつつ(マムシくん久しぶり!)、

旧道を下ること約3時間。「さいかちぎ」という場所に辿り着いたら、目指す「廃線」はもうすぐそこだ。


こちらが廃線周辺の詳細図。



え?奥多摩駅から行った方が近いんじゃないかって?
・・・その通りさ!(よく気づいたな!)


奥多摩駅からだと(上り坂になるが)約1.5km。
時間のない人はわざわざ奥多摩湖まで行かなくても、
奥多摩駅方面(バス停「南二丁目」付近)から《むかし道》に入れば、
20分ぐらいで廃線にたどり着くことができる。
(この図はその入口付近に立っていたもの)



だったら最初からそうしろって?
好物は最後に食す主義なの!


・・・・話を元に戻すよ?


「さいかちぎ」を過ぎてほどなくすると、
 
タイヤの作りそこないが置いてあり、、、すぐ先の二股で右の小道を下ってゆくと、、、



お! 

ついに見つけたよ、廃線


真上から見るとこんな感じ。

「なーんだ、上からしか見れないのか(残念)」と思いきや、、、



廃線へと続く脇道があったので、、、、  どんどんどんどん進んでゆくと、、、


わーい! 線路の上に出た!

ステンバーイミー♪ステンバーイミー♪ この線路はどこまで続いてるのだろう。
行きたい。でも既に夕方の5時過ぎ。半までには駅に戻らねばならん。また次回再チャレンジだな。


その場にしゃがんでひとしきり線路を眺める。
「そろそろ行くか」と立ち上がり、ふとうしろを振り向くと、、、、


ぬお!

こんなところにトンネルが(壁だとばかり思ってた..orz。トンネルさんよー、気配消しすぎ!)。どーんなに目をこらしても3m先の視界ゼロ。真っ暗で何も見えん。光をも吸い込むブラックホール。これ、入ったら神隠しにあうんじゃねーの? つーか、5m先に誰かいてもわからねーよ・・・・と思ったらなんか急に怖くなってきたので、得体の知れない“何か”(何かってナニ?)が飛び出してこないうちにとっととこの場を立ち去ることにした。こころなしかあたりも暗くなってきた気がするし(冷汗)。


順路を進むと先ほどの線路と再び合流。
 

少し歩くと「羽黒坂」に出た。《むかし道》もそろそろ終わり。

終点。三つ指ついてネコがお出迎え(ごくろうさまでございますニャン)。
 
※ちなみにこちらが奥多摩駅側の《むかし道入口》となる。


やばい!電車の発車時間まであと10分。ダーーーーッシュ!(するだけの余力が残ってる己が怖い…)

間に合った。さらば奥多摩。またくるぜ!



追記:リベンジしてきました