『春のめざめ』(伴映『岸辺のふたり』)まもなく公開(3/17〜4/13まで)


『春のめざめ』 3/17(土)〜4/13(金)まで


【監督・脚本・撮影】アレクサンドル・ペトロフ
27min/2006年
□上映館:渋谷シネマ・アンジェリカ


【STORY】9世紀末、ロシアのとある町。貴族学校に通う16歳の少年アントンは、ツルゲーネフの「初恋」を読み、女主人公ジナイーダに夢中。彼の家に住み込みで働く少女パーシャは、そんな彼をからかう。パーシャはひそかにアントンに恋心を抱いていた。それに気づいたアントンは、彼女との愛の行方を夢想してみる。しかし、同級生のジェーニカが言う。「パーシャは、雑巾の女神。恋愛の対象になるような女ではない」と。そんな時、アントンは、隣の家に引っ越してきた令嬢セラフィーマに出会う。彼女は美しく高貴で、まるで女神そのものだった。衝撃を受けた彼は愛の詩を書き、彼女の家に投げ込む。(goo映画より)



同時上映:『岸辺のふたり』


【監督】マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
8min/イギリス・オランダ/2000年


【STORY】幼い娘を置いて、岸辺からボートに乗って行ってしまったまま戻ることはなかった父。繰り返される四季。移り変わる自然。それでも変わらず、娘は岸辺に立ち止まり、父を想う。そうして時は過ぎ、そのひたむきな強い思いはある奇跡を起こす……。

『春のめざめ』は「老人と海」等で知られるロシアのアニメーション作家、アレクサンドル・ペトロフの手による油絵アニメーション。ガラス板の上に指で少しずつ絵を描き足しては1コマ1コマ撮影するという手法が取られている(『哀しみのベラドンナ』でも一部同じ手法で描かれたパートが存在する。あの森のシーンね。)。なにはともあれ百聞は一見にしかず。こちらにある『春のめざめ』予告編でまずはその映像を確認されたし。


同時上映される『岸辺のふたり(原題:Father and Daughter)』は2004年12月に新宿テアトルタイムズスクエアで公開され話題を呼んだ感動作。当時スクリーンで観ることができなかったのでこのチョイスは非常に嬉しい。随分と前からYouTubeにもUPされており、既に観たことある人もいるのではないかと思うが、何度観ても飽きない作品なので、えーい!貼ってしまおう!w 

気に入った方は是非スクリーンの大画面でも堪能されたし。


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