人生のテンションが下がった

こちらで盛り上がってるのに感化され、私も哲学書を読んでみることにした。自称“ニヒリスト”としてはやはり読むならこれだろうと選んだのがこの2冊。

いや、いままで1冊も読んだこと無かったんで。でも今は後悔。正直、読むのやめとけば良かった。「時間をもとに戻したーい!」と地団駄踏んでもんどり打っても時既に遅し。この本は人生の最後に読むべき本で、こんな人生の途中で読んだらテンション下がりまくってしょうがない。私が長年しこしこと考え続け齢三十数歳にしてようやくひとつの「解」を得たりと辿り着いた「答え」が、第一部の始めも始め、読み始めてわずか60ページにも満たないところに書かれた『肉体の軽侮者』という項でこれ以上ないというぐらいに的確にまとめあげられているではないか。しかも分量にしてわずか4ページ! さすがニーチェ先生!・・・と素直に感嘆できれば良かったのだけれども、私はもうこれ読んでほんとに愕然としたわけですよ。例えば養老先生も同じようなことは言ってるんだけど、ここまでこちらが言いたいことを一から十まで指摘してるといったわけではなかったので、「やっぱりみんな突き詰めると同じようなところにいくのね」って感じで共存できたのね。でももはやこれはムリ。「それだけ思考回路が似てるってことなんだろ。喜べ!」て言われても喜べねー! だってそれはつまるところ、私がこれから考えるであろうことなどは全てニーチェ先生が全部この本に書いているということであり、だったら別に自分でわざわざ考えなくてもいまここでこれ全部読めばいいだけの話じゃん!っていうね。氏ね!ニーチェ!(いやもう死んでるって) くそーーーーオッサンめぇ。つまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらーん! 私の人生の楽しみがー! は〜もうなんかもう〜テンション下がった〜。は〜(溜息)。もうどうしよ? ほんとに。は〜(溜息)。ツタヤに行って新作OVホラーたらふく借りて一気見してええええ!(現実逃避) なんかまた新しい趣味見つけないとな〜。は〜(溜息)。つーかこの本どうしよう。なんかもう興味ない。一応最後まで読んでみるかな。は〜・・・ムカツク!


全然関係ないけどドコモの新CMでかかってるドラゴン・アッシュの曲を聴く度「またNTTはデビッド・ボウイの曲使ってんのか」と思っちゃうのは何と間違えてるんだろう?