『シュヴァンクマイエルのキメラ的世界』まもなく公開(11/18〜12/22まで)

ルナシー』公開にあわせ、2001年にフランス人監督によって撮られた、チェコの奇才ヤン・シュヴァンクマイエルとその妻で彼の作品を美術や衣装といった面から長年支えてきたアーティスト、エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーの二人に密着し彼らの創作の秘密を探ったドキュメンタリーシュヴァンクマイエルのキメラ的世界』が今週末から公開されます。残念ながらエヴァ夫人は昨年他界されたため、同日公開される『ルナシー』が夫婦最後の共同制作となってしまいました。本ドキュメンタリーでは、二人のインタビューを中心に、作品制作の裏話から夫婦のプライベートな表情までいろいろと収められている模様です。『ルナシー』と併せてどうぞ。


シュヴァンクマイエルのキメラ的世界』 11/18(土)〜12/22(金)まで


【監督】ベルトラン・シュミット
【出演】ヤン・シュヴァンクマイエル/エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー
58min/仏/2001年
□上映館:渋谷イメージフォーラム(21:10〜レイトショー)


【内容・解説】シュヴァンクマイエル本人と、よき伴侶であり創作上のパートナーであったエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーが語るロング・インタビュー、ベースとなる木製モデル探しからコマ撮りによるテスト・シューティング、そしてパペット、俳優による着ぐるみ演技といった多彩な技法による撮影の実際に至るまで、貴重映像を多数収録。往年の8mmフィルムや、愛犬を伴っての展覧会でアットホームな雰囲気の中にふと作品に向ける真摯な眼差しなどプライベートな側面が伺えるのも興味深い。