『旅の贈りもの- 0:00発 』まもなく公開(11/11〜12/8まで)

10/7(土)よりテアトル銀座で公開されてた『旅の贈りもの-0:00発 』が今週末からテアトル新宿でも2週間限定公開されることになりました。芸能ニュースでは歌手・徳永英明が役者として映画デビューを飾ったことでも話題になってた本作だけど、この映画がメインターゲットにしてるのはどうやら鉄道オタクの皆さんらしく、公式サイトでは映画にちなんだジオラマや駅弁まで販売されている。「どうして、また?」と思ったら、鉄道ファンに人気の幻の名列車(電気機関車EF58-150や一等展望車マイテ49)が西日本の美しい景色の中を走りゆく姿が収められてるからだとか。といってもこれは最初から狙ってそうなったわけではなく、悩みを抱えた主人公が思わずふらっと乗り込みたくなるようなノスタルジックで雰囲気のある車両を探していたらJRの職員がこの車両を薦めてくれたらしい。鉄道ゆかりの人ということで「世界の車窓から」のナレーションでおなじみ石丸謙二郎も悩み抱える登場人物たちを架空の町「風町」へと誘う車掌役で出演。自身も「旅好き」だと語る平成ウルトラマンシリーズでお馴染み原田昌樹監督がメガホンをとっている。


『旅の贈りもの-0:00発 』 11/11(土)〜12/8(金)まで


【監督】原田昌樹【脚本】篠原高志【撮影】佐々木原保志
【出演】櫻井淳子/多岐川華子/徳永英明/大平シロー/黒坂真美/樫山文枝/梅津栄/石丸謙二郎
109min/2006年
□上映館:テアトル新宿(〜11/24まで)/シネセゾン渋谷(11/25〜)


【STORY】偶数月の第3金曜日、深夜0時00分に大阪駅を出発する3両編成の不思議な列車がある。大勢の若い男女や、好奇心いっぱいの中年女性たちで賑わう車内。 そこに、それぞれ悩みを抱えた5人の男女も乗り込んでいた。翌朝、列車は「風町」に到着する。そこは、ぽつんと駅舎だけが立つ、ある田舎町。まぶしい陽射しと蝉時雨の中に旅人たちは降り立った。彼らは、あてもなく、ただ何となく田舎道を歩き始める。そこにあるのは静かな佇まいを見せる古い町並みと、暖かく爽やかな風。通り過ぎる人たちが微笑みかけたり、話しかけてくる。優しく、どこか懐かしい風景の中、やがて、目の前には青い海が広がり、石積みの防波堤があった。一体、ここで彼らを待っているのは、どんな出会い、そんな出来事なのだろうか……。

舞台挨拶等の予定は特にありません。


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