ホラー映画と小学生

都心の映画館では10/20(金)で上映終了となる『オトシモノ』ですけど、東京郊外や地方の映画館では10/21(土)以降の続映が決まったようです(詳細はこちら)。


これね、うちが行った映画館だけかもしれないけど、郊外のシネコンは大変なことになってますよ。とりあえず、観客の平均年齢10歳(いや、10歳は言いすぎた。身長130〜150センチの男子女子。)というあり得ない環境で《ホラー映画》を鑑賞してみたい方は、土日(できれば日曜日)の立川シネマシティ昼1時の回をオススメします。自分は公開2週目の連休に観に行って、175席中140〜150席が小3から小6(or中1)の子どもらで埋め尽くされるという信じられない状況を体験してきました。ウルトラマンメビウスでも名探偵コナンでもなく『オトシモノ』でこの客層っていったいどういうことなのかサッパリわかりません。「女子中高生がターゲット」って散々煽ってたくせに、蓋を開けたらチビッコだらけって何故? まさか小栗くんのコナンドラマ効果? いやいや、きっと小学生だって「いやーよ、ホラーなんて」とかぬかすウザい親抜きで友達同士ワーキャー言いながらホラー映画を観に行きたいんじゃなかろうか。


さあさあ、そこを通りがかった業界関係者の皆さん、新たな需要発掘のチャンスです! どこの会社でも構いません(でもできれば東宝以外)。来年の夏休み公開に向け、小学生を阿鼻叫喚のトラウマ地獄に陥れるPG12指定回避型ホラーを作ってはみませんか。やっぱりね、洗脳するなら子供からですよ。というか、トルネードフィルムさん、来年公開の白石監督『口裂け女』でPG12指定回避バージョンも作ったって! 



あ〜あ、できることならこの環境で『ノロイ(PG12指定)』を観たかったなぁ。あの作品は立川近辺に住む子らに馴染み深い地名がたくさん出てくるんだよ。公開時は10人ぐらいしかチビッコ見かけなかったけど、それでも府中だ狛江だ三鷹だ八王子だって地名が出てくるたび大騒ぎだったからさぁ、満杯の小学生だったらどんなに楽しかったか。


−追記−
よく考えたらスピちゃんの『宇宙戦争』もPG12は逃れたんだっけ(あんな人間裏返したような大地に血の霧降らせたグロ映像なのに)。でも小学生はほとんどいなかったなあ。何が違うんだろう。