『ベルナのしっぽ』まもなく公開(9/30〜1/19まで)

まだ「バリアフリー」という言葉すらなかった時代に、一匹の盲導犬と出会い、世間の無理解と闘いながらともに成長し未来を切り開こうとしたひとりの全盲女性を描いたヒューマンストーリーベルナのしっぽが今週末から公開される。原作は自身の体験を綴った郡司ななえの同名ベストセラー。金子修介平山秀幸等の下で長年助監督を続け本作が劇場長編デビューとなる山口晃二(ドラマ『ホーリーランド』演出家チームの一人ですよ!)がメガホンを取る。主演はどS女・陣釜さん役で大人気の白石美帆。撮影は2年前だというから、ドラマ『あなたの隣に誰かいる』で新境地を開拓した直後かな? 世間の無理解と闘いながら子育てに奮闘する根性ある女性の役だけに期待したい。

『ベルナのしっぽ』 9/30(土)〜1/19(金)まで


【監督】山口晃二【脚本】鈴木智【撮影】釘宮慎治
【出演】白石美帆/田辺誠一/板谷由夏/北見敏之/根岸季衣/津田寛治/伊藤洋三郎/螢雪次朗/佐藤正宏/市毛良枝
102min/2005年
□上映館:渋谷シネ・アミューズ(〜10/27まで)/渋谷シネ・ラ・セット(10/28〜)


【STORY】24歳で病気のため視力を失ってしまったしずく(白石美帆)は建築デザイナーになる夢を諦めたが、夫(田辺誠一)と共に自分たちの子供を産み育てるというもう一つの夢のため、盲導犬ベルナとパートナーを組み自力する決意をする。昭和56年、世間ではまだ盲導犬の存在を理解されておらずベルナを見る目は冷ややかだった。そんな中でもベルナは家族の一員として暮らしを支え、時にはしずくの子育てを助け、家族の一員として絆を深めていった。しかし息子、隆太の成長と共にベルナは次第に盲導犬としてリタイアする時期が迫っていた。そんなベルナをみてしずくはある決心をするのだった……。


ベテラン助監督の新人監督日記 ※監督公式ブログ
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9/30(土)12:15の回上映後、14:35の回上映前に初日舞台挨拶あり。ゲストは白石美帆山口晃二監督、ポーシャ(盲導犬ベルナ役)を予定。当日朝8:00より整理券配布予定。


尚、10/8(日)、10/15(日)、10/22(日)のいずれも12:15の回に音声ガイド付き上映が行われます。台数に限りがあるのでご利用の方は当日早めに劇場窓口へ。

ベルナのしっぽ (角川文庫)

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