『石井輝男 FAN CLUB』まもなく公開(8/12〜8/25まで)

↓のエントリーでもお伝えした通り、明日一周忌を迎える石井輝男監督を偲んで、遺作となった『盲獣VS一寸法師』の撮影現場、演出風景を余すことなくおさめた貴重なドキュメンタリー石井輝男 FAN CLUB』が今週末から公開されます。撮影は熊切和嘉。監督・編集は『盲獣〜』に美術スタッフとして参加していた矢口将樹が担当。公開初日には『盲獣〜』主演俳優であるT氏とL氏の来場も決定。また、翌週8/19(土)からは石井輝男追悼上映』と題し、『白線秘密地帯』を始めとする7作日替わり上映も予定されております。テアトル新宿での上映と併せてどうぞ。

『石井輝男 FAN CLUB』 8/12(土)〜8/25(金)まで


【監督】矢口将樹【撮影】熊切和嘉
【出演】石井輝男/リリー・フランキー/塚本晋也
80min/2006年
□上映館:渋谷アップリンクX


【STORY】 石井輝男は2000年、“徹底した現場主義”を掲げた映画塾「CINEMA21」を立ち上げる。石井監督を始めとし、監督、脚本、撮影、照明などベテラン映画人を講師として招いたこの私塾には、20代を中心とした若者が多数集まり、毎週末合宿生活を送りながら現場で通用する映画作りのノウハウを学んでいった。2000年晩秋、石井監督は遺作となった『盲獣VS一寸法師』に取りかかる。驚くほどの低予算で製作された作品のスタッフには、当然のごとく「CINEMA21」出身者が多く参加し、また新たに加わったスタッフも彼らと同年代の若者がほとんどであった。初めての現場。かくして石井監督と教え子のたちの奮闘の日々が始まった……。

盲獣VS一寸法師 [DVD]

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8/12(土)18:30の回上映前にトークイベントあり(18:00よりトーク開始)。ゲストはリリー・フランキー塚本晋也を予定。司会進行は山田広野。当日17:00より整理券配布。座席が40席しかないのでファンの皆さん、がんばって!(ていうか私も行きたい!)


そして追悼上映の作品リストがこちら。

『石井輝男追悼上映』 8/19(土)〜8/25(金)まで
□料金:1200円均一 □上映館:渋谷アップリンクX(連日18:30より)


8/19(土)『白線秘密地帯』(1958年/71分)配給:新東宝 ※冒頭部分欠落あり
8/20(日)『女王蜂と大学の竜』(1960年/81年)配給:新東宝
8/21(月)『ねじ式』(1998年/87年)配給:石井プロダクション
8/22(火)『肉体女優殺し五人の犯罪者』(1957年/74分)配給:新東宝
8/23(水)『女体渦巻島』(1960年/76分)配給:新東宝
8/24(木)『セクシー地帯』(1961年/82分) 配給:新東宝
8/25(金)『地獄』(1999年/101分)配給:石井プロダクション

『白線秘密地帯』がながらく再映もソフト化もされなかったのは現存する原版に損傷があったためだとか。今回その部分をカットすることで上映に漕ぎ着けたそうで、ヘンな所から始まっても怒らないでください。


尚、割引がいろいろあって、『石井輝男 FAN CLUB』『追悼上映』を同じ日に連続して鑑賞する場合は、2本併せて2000円にしれくれるそうです。その他、単品で観る場合は、テアトル新宿で上映されてる『異常性愛記録ハレンチ』の半券を提示すると300円割引してもらえるので無くさないようにお気を付けて(逆もしかり。ただし、各種サービスデイ・割引きとの併用は不可)。