『ゆれる』を観た@シネコン

立川での上映が今週で終わるので観てきました。もう3週も上映してるし平日レイトじゃ多くて20人もいないだろと思ったら半分以上(50人ぐらい?)埋まってた。しかもオダジョ狙いのカップル、女子ばかりかと思いきや、20代の男グループが3分の1を占めるという結果に。


映画の詳細は以前の日記を参照。んで、感想です。


これは良かった。ラスト、涙が止まらなかった。でも、私はいったい誰に対して泣いていたんだろ。オダギリジョー? いーや、それは違う。だって、胸の奥にじわじわと広がるこの爽・快・感。・・・言いたい。そうだ言ってしまえ。ざまあみさらせ、弟よ! 10代の自分がやりたかったことを香川照之が全部やってくれた。あーすっきりした! 


・・・そんな私は3人兄弟の一番上なわけですが、家を出ることもできず、周囲からの重責に悶々としながら「一番最初に生まれたのが運の尽き」と諦め耐えてる長男・長女の皆さんには是非『ゆれる』を観て日頃の鬱憤を晴らしていただきたい。映画の中ぐらいいいじゃない。自由じゃない。ねえ。


追記:
でも結局最後のアレも記憶違いかもしれない。
兄の傷は子供のときにできた傷で、
思い出したくないから新たな記憶で塗りつぶしたのかも。
高所恐怖症の兄を連れ、吊り橋を渡る弟。
切れたフィルムの先には何が映っていたのか。
弟は何故吊り橋の想い出を忘れていたのか。


いや、逆か?
思い出したから、再度塗りつぶしたのか?
兄の腕の傷は誰を助けるためについた傷なのか?


結局弟は肝心な所を見てないんだよ。
全てを知るのは、、、兄ちゃんただ一人。